平塚市博物館の特別展「平塚空襲 その時、それまで、それから」、今日5日まで

平塚市博物館の夏季特別展「平塚空襲 その時、それまで、それから」は今日9月5日(日)まで。とてもおすすめ。

私は2度見に行きました。展示のなかに終戦後すぐ被災状況を一人ひとりに聴き取りし、記録した大野町(のちに平塚市へ)の資料がありました。1945年11月時点での戦災者の生活上の苦労までひとつひとつ丁寧に記録してありました。例えば、「9人家族なのに4つの布団で寝なきゃいけなくて冬がくるのに不安」だといった被災者の声が克明に記されています。

これを見てハッとしました。こんな風にいま政治は一人ひとりに向き合って苦難を聴いてるだろうか。きちんと記録しているか。リアルな声に耳を傾けて対策とっているだろうか。出来てないと思う。こうしたことは、コロナ禍の今こそ必要なんじゃないか。

終戦の1ヶ月前の45年7月に空襲でめちゃくちゃに焼け野原になった平塚のたった数ヶ月後に、私たちの先輩は被災者のお一人おひとりの話しを聴いている。いまの私たちにも出来るはず。そう思いました。