七夕前、平塚で竹の伝統工芸を堪能できます

空気感がかわるんですよね。完成度が高い作品がそこにあると。ピリッとする。それが伝統工芸だと興味がわく。歴史と風土に根ざしたクオリティ高い作品は知的好奇心を掻き立てます。おすすめの展覧会があります。これ。

昨日6日からひらつか市民プラザ(平塚市紅谷町18の8)で開催中です。

うっとりするような形の良さです。これならちょこっと小さな花をいけるだけでいい。まわりの空気感を凛とした感じに変えるそんな作品だなあと見ほれてしまいました。床の間欲しくなるなー 笑。

使っている竹は真竹で、平塚の千須谷という地域でとれた竹です。会のメンバーのみなさんが竹林の管理をしながら美しい竹を育てておられるんだそうです。

この展覧会を開催しているのは、平塚の竹遊会。基礎から学び伝統工芸の域まで腕を上げていこという趣味の会の域を超えた本格的な竹芸作家たちの会です。全国的にも基礎からがっちり学べるこうした会は珍しいそうです。

もともとは平塚の七夕祭りの竹飾りに使われる竹の再利用を進めようと30年前に平塚市がリードして始めた活動だったんだとか。そういえば江口はこどもの頃、七夕祭りのあと、竹飾りの竹で竹製水鉄砲をつくったことがある。たしかあの時も会場は市民プラザだった。

長い歴史を誇る竹遊会の展覧会は来週火曜の11日まで。