なんとなく怠いは癌の前哨戦だった
⬆ 撮影 鳥賀陽弘道
年末、年始と若干食べ過ぎた
私は普段ほとんど外食しないんだけど、「まぁ年末だしね」とか理由をつけて外食したことが数回重なった。それと、クックパッドを見てつくったお雑煮の味がピシッと決って、これにはまって何度もつくり、食べていたのが原因で食べ過ぎた。いつもより多く食べるのが、体の怠さにつながってしまう。肩がこり、身体が固くなり頭がぼっーとしてしまう。身体の中に何かが詰まっていて、熱が籠る感じ。これはやばい。でも、今では、私もちゃんと自分にあった対処法を持っています。対象法は、ずばり!とにかく便をたくさん出すこと。そのために、私は、西式健康法推奨の36時間すまし汁断食(昆布と椎茸のだし汁に醤油を入れていただく)をして、便を出します。これで体調はとりあえず元に戻ります。
食べ過ぎは万病のもと
いつも怠い。首や肩が凝っていて仕事に熱中できない。身体が怠く物覚えが悪く物忘れがひどい。そのくせ良く食べ、食べると決まったように横になって一服したくなる。よく食べるわりに便の量が少ない。癌になる前はいつも私はこんな風でした。私が体質改善のために取り組んでいる西式健康法では、こういう症状を重くみて、「鈍重肝臓」と名付け、万病のもとだと考えています。その原因は食べ過ぎだと考えています。
なんとなくだるいは前哨戦
2011年2月末、乳癌が発覚します。左胸に育てた癌は、約2センチほどの大きさがありました。主治医に、「この大きさになるまでにどのくらい時間がかかるものでしょうか?」とたずねましたら、10年から15年くらいと言います。がんが分かったのが35歳の時でしたから、15年前と言えば、ちょうど20歳です。なんとなくだるい毎日が始まったころと癌の育成期間がぴったりと重なります。
ガンになる前よりも元気
本格的に西式健康法を始めたのは2012年5月頃です。西式健康法は「朝食抜きの1日2食」が基本です。これに4種類の簡単な運動が加わります。お風呂では温冷浴をし、寝るときは半円柱形の木枕を使って板の上で寝ます。どれも自宅でお金をかけずに誰でもできます。始めてすぐに倦怠感が減りました。これはやる気につながりました。一週間ほどしたら便の量が増えました。3ヶ月ほど続けた頃には体温があがり、抗癌剤の副作用で続いていた恐怖の低体温状態34度が36度代になりました。首や肩こりもずいぶんと楽になりました。西式をはじめてもうすぐ3年になりますが、今では、15年以上悩んでいた顔の吹き出物がまったくなくなりました。子どもの頃からの鼻炎はなくなり今ではほとんど鼻水が出ません。思えば、癌になる前よりも今のほうがよほど元気です。
西式健康法、導入におすすめ図書はこれ
西式健康法のおすすめ図書は、『病気知らずの体になる 「腹七分目」の満腹法 (青春新書プレイブックス) 』です。この本は、東京中野区で、「西式健康法で難病に挑む」を看板に掲げて開業している渡辺完爾医師によるもので、とても分かりやすいです。おすすめです。
⬆ 西式健康法で難病に挑む渡辺医院の前で。2012年冬。西式健康法開始してから半年余りの頃。