仙台へ 全国自死遺族フォーラム2008参加

5/17(土)
06:30~09:40   仙台へ 移動
10:00~17:00   全国自死遺族フォーラム2008に参加
17:00~17:40   フォーラム参加の方と名刺交換など
18:00~20:00   懇親会に参加
20:30~23:30   平塚へ 帰宅
日帰りで仙台へ。
全国自死遺族フォーラムに参加しました。
主催は、全国自死遺族連絡会で
仙台の自死遺族当事者の会「藍の会」が共催で
行われました。
今回は、「自殺対策のために 遺族でない
市民が何ができるか知りたい」とおっしゃる
市民の方と一緒に参加しました。
仙台駅近くの会場には、150人くらいの
人が集まりました。
プログラムは
①なぜ「当事者の会」が欲しいのか
②当事者から見る「自死遺族支援」
③当事者の声で社会を変えたい
一切の休憩をとらず、ぶっ通しで
続けられました。

全国には、遺族の方たちが自ら立ち上げる
自死遺族の会が増えつつあります。
大阪府の枚方市 ふきのとうの会
福島県福島市  こもれびの会
宮城県仙台市  藍の会
それぞれの会の代表者から
「なぜ当事者の会がほしいのか」
その思いが語られました。
フォーラムの中盤で会場から自由に
発言する時間がたっぷりとあって、
多くの方がご自身の体験と意見を語りました。
たくさんの声を聞きました。
息子さんを亡くした人
妻を亡くして 明日が四十九日だという人
父親をなくした人
母親をなくした人
二人いた娘さんを二人とも自殺で亡くした人
それぞれの方の立場から経験を語り、
今、どういう気持ちでいるのか、話をしてくださいました。
それぞれの方の思いがとてもよくわかりました。
愛する家族を亡くした方の悲しみが
ものすごく深いことを、改めて知りました。
深い悲しみを少しでもなんとかするためには、
遺族の方同士が語り合い、励ましあう機会を
つくる必要も、改めて、感じました。
平塚では、昨年一年間で72人の方が自殺で
なくなっています。(警察調べ)
昨年一年間が、もっとも平塚のまちで
自殺者が多かった年でした。
自殺者が市内で72人。一週間に1~2人の方が
このまちで自殺によって亡くなるわけですが、
自死遺族の会はひとつもありません。
深く気づついた気持ちを少しでも和らげるために、
自死遺族当事者の会がどうしても必要です。
放っておいてはいけないことです。
そのためのバックアップを行政がする必要があります。
一方で、
フォーラムの参加者の方からは、
「遺族どうしでないとわからないことは多い」
という意見が何度か出ました。
確かに、当事者でないとわからないことはたくさんある
だろうと思います。わからないことで、当事者の方を
いらずらに傷つけることもあるだろうと思います。
しかし、当事者だけでクローズしてしまうと、
問題の解決は遠のくんじゃないだろうか。
江口は、会場で発言をしました。
「適切に働く自殺対策の制度をつくるために、
私のように議員として働く人間に、
現実がどうなっているのか教え込んで、
政治を使う必要がある。
また当事者以外の市民の方の力を活かすことも
考える必要があるのではないか」と言いました。
会場のみなさんがどうお感じになったかは
わかりませんでしたが、率直な思いです。
実に多くを得たフォーラムでした。
しかし、もう少し時間を経て、
私がこのフォーラムで知ったこと聞いたことを整理して、
自分なりに考える時間をもちたいと思います。
また改めてこのHPに書きたいと思います。