子どもを遠ざけるのではなく 化学物質を極力遠ざけて

昨日は朝8時半には一旦帰宅しゴミ出しをし、平塚市立城島小学校に行きました。化学物質から健康を守る平塚の会(代表 岸 紗綾)の一員として、除草剤や農薬の使用にあたり配慮されていることを伺いに行きました。

城島小学校は、市内の公立学校の中でも飛び抜けて木が多くて農薬を使わざるを得ない環境です。

しかしそれでも学校長はじめ、工務の先生たちが、農薬や除草剤使用ありきでは決してなくて、なるべく使わないような努力をなさっていました。

私のように、農薬や除草剤その他様々な人工的に作られた化学物質に強く反応し、体調を悪化させる化学物質過敏症になっている人たちにとって、こうした現場の創意工夫は本当にありがたいんです。実際には生活の中のあらゆる場面で使われている化学物質に触れないでいることは無理です。

しかし、例えば学校のような公共性の高い場所で、原則的には化学物質を少なくして子供たちの健康を守る環境を作っていくんだということを、基本にするということが大事なんだと思っています。

現状では化学物質過敏症で苦しむお子さんがいても、「無理だったら学校に来なくてもいいよ」となりがち。でも例えば給食で出されたものの中に食物アレルギーがあって給食を食べれないお子さんに対して、「無理だったら給食食べなくてもいいよ」とはなりません。アレルギー源がわかっていたらそれは外して調理するといった対応をして、なるべくその対象物を遠ざける対応をします。

同様にその弊害になっているのが、化学物質である場合でも、悩むその子の方を学校から遠ざける対応をするのではなく、問題になっている化学物質の方を遠ざける対応をとって欲しいと願っています。

子どもたちの健康を守るために原則化学物質を使わないようにする。あるいは極力減らす。こうしたことを根本に据えるために現在平塚市教育委員会で改訂作業中の「シックスクールマニュアル」の中に、農薬や除草剤についても極力使用しないと言うことを書き入れてほしいと申し入れをしています。