障がいがある子もみんなで育つ 平塚市立幼稚園を一つは残そう

今日もまた暑いです。この暑さと湿気。こんな暑さで西日本の被災地ではどれだけ大変か。皆さまも熱中症にはくれぐれもご注意ください。

先週末のまちかど市議会報告は、7月14日(土)にやりました。午後2時過ぎから1時間ほど。風があったので暑さがそれほど気にならず。

先週は、平塚市立幼稚園にお子さんを通わせている親御さんたちと教育委員会へ行って、「せめて一つは平塚市立幼稚園を残して欲しい」と話しに行きました。まちかど市議会報告ではその話しを。

いま平塚市内には、4つの市直営の幼稚園(さくら幼稚園、金目幼稚園、土屋幼稚園、ひばり幼稚園)がありますが、市は統廃合をすすめています。

すでに廃園が決まっているのは、金目幼稚園とさくら幼稚園の2つです。また土屋幼稚園は民営化が決定しています。唯一、市内御殿にあるひばり幼稚園だけはまだどうなるか決まっていません。平成32年度上半期までに決めるとしていますが、どうなることやら。せめて、一つは市立幼稚園を残して欲しいと思っています。

というのも、実は平塚市立幼稚園って評判良いんです。意外に思うほどです。なぜって、市立幼稚園は、あれもこれもナイ。送迎バスも保育時間延長制度も給食もナイ。「3(サン)ナイ」なんていう風に昔から言われてる。なのに人気があります。

平塚市立幼稚園の特徴は、こどもの遊びを中心にしていること。こどもをいたずらに管理したり指導したりしないという方針をとっていて、これが結果的に誰もが通いやすい幼稚園になっています。

障害があってもなくても、一緒に遊ぶ。遊びを通じて学ぶ、そんな幼稚園です。こどもが自ら考えて行動するのを待つ教育方針なんだそうです。もちろん手間も時間もかかるでしょうが、そこは公立ならでは。手間暇かけてじっくりと。送迎バスも延長保育もないので、親御さん同士も知り合う機会も多く、他所の子も自分の子も分け隔てなくみんなで子育てしていこうとムードが親御さんたちの中にあります。ゆったりとこどもの時間に寄り添って。

たしかに今は、幼稚園ニーズより保育園ニーズが圧倒的に増えています。そんな中で市内の私立幼稚園は定員を割ってしまうところが増えてきています。そうした現状を受けての公立幼稚園の統廃合ですが、平塚市立幼稚園の幼児教育は、平塚の財産だと思う。一園だけでも平塚市立幼稚園を残していくべきだと思う。

7月14日号の「江口友子のまちある記」にもこのことを書いて配りました。