日本初のがん患者向けホースセラピーに参加
日本初のがん患者向けホースセラピーに参加しました。千葉県印西市にある日本医科大学千葉北総病院の敷地内で行われました。病院のサイトにわかりやすいポスターがありますのでご覧いただければ。
この日本初のがん患者向けホースセラピーは、千葉北総病院宮下正夫副院長とホースセラピストのよりたかつひこさんとの出会いがきっかけで実現しました。がんを患ったひとりとして、私も参加しました。
浅草乗り換えで電車に揺られること40分あまり。駅からシャトルバスで病院に到着すると、広い院内の庭に仮設馬場が作られていました。馬場で2頭の馬が走っていました。高くそびえる病棟の窓から入院患者がその様子を眺めていました。
私は馬に見とれていましたが、スタッフの方に促されて、事前申し込みをしに病院内へ。1階の総合案内所のすぐ脇にがん相談支援センターがあって、そこで看護師さんに血圧や体温を計ってもらった後、医師からの診察も受けました。今の私は特に自覚症状はなし。ただ身体のだるさは今日もかなりある旨、問診票に記入しました。
がん患者向けのホースセラピーがどんなだったかをここに十分に書けるかどうか自信がないのですが、結論から言うと、セラピーを受ける前にあった身体のだるさが嘘のようになくなっていました。体がほかほかして気持ちは穏やか。だるさを感じない。終わったあとに、始める前に書いた自分の問診票を見て、「さっきまではだるかったのか」と感じるほどでした。
なぜだるさがとれるのだろう。心持ちまで変わっている。いつもはだるさと気持ちの焦りみたいなものが私の中にある。古武術をはじめてからこのあたりはずいぶん改善しているのですが、ホースセラピーを受けた後はさらによくなっていた。体調がよくなっている。気分もいい。それだけでなく、気持ちがすとんとお腹に真ん中に収まっている感じなのだ。
このがん患者向けホースセラピーでは乗馬はしません。手綱を介して馬と一緒に歩きます。なので、がんを患う方ならばどなたでも参加可能です。千葉北総病院に関わっていない人でも参加することができます。次回は、11月29日、30日の二日間が予定されています。事前申し込みが必ず必要になりますが、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。