平塚総合体育館温水プールで起きた37歳女性の溺死事故
12月平塚市議会定例会で、私は、落合市長に対して行った議会質問の動画をネットで見ることができます。平塚総合体育館温水プールで起きた37歳女性の溺死事故(2014年10月4日発生)について、取り上げています。
⬆ 溺死事故発生後も監視体制の検証をせずに、営業を続ける平塚総合温水プール
この37歳の女性は、持病も病歴もない健康な方でした。健康で、健康維持に気を配りプールに通っていた方です。女性が水中に沈んでいるのを、水中ウォーキングしていた男性が発見し、監視員に通報しています。監視員は気づきませんでした。あと少しでも早く気づいて救命措置をしていれば助かっていたかもしれません。業務上過失致死罪が問われてもおかしくない溺死事故ですが、監視体制の検証もしないまま、同じ監視業務委託業者(東海体育指導株式会社)にまかせたまま、今現在も営業を続けています。
この事故に関して、平塚市は、「事件性がなかった」と断定し、そうであるから記者発表をしなかったとしています。議会質問でもそう発言しています。しかし、事故が午前10時すぎに起きているにもかかわらず、警察に入電しているのは昼になってから。あまりに遅すぎます。一報を受けた警察はすぐにプールに駆けつけていますが、すでに第一発見者の方は帰宅されていて、事故の再現が出来ていないのが実情です。
また、事故発生当時、管理責任者である平塚市の課長や部長は、現場に急行しませんでした。この女性は事故発生の翌日の5日、日付が変わってすぐに搬送先の病院で亡くなっています。しかし、その日も、課長や部長は引き続き休暇をとり、現場に駆けつけませんでした。危機管理意識があまりに低く、非常に問題です。また、議員に対しての連絡も一切ありませんでした。