さらばサイボーグ人生


乳がん手術をしてから3年余りが経ちました。だからなんだということもないのですが、ちょっと一息ついた感じはあります。体力も以前よりもだいぶついてきました。

先日、2011年2月末頃がん発覚当初の私のメモを見返していたら、「手術が終われば何でもできると主治医に言われた。ホッとした」とあって、アホだな~と我ながらあきれてしまった、、、。がんは取ってしまえば治る、と思っていたんだな~。手術してがんを取ってもらえば、がんの原因も一緒に取り外すことができると考えていたんだと思います。「サイボーグかお前は!」と3年前の私に突っ込みをいれてやりたい(苦笑)です。自分の身体を「入れ物」くらいに思っていたんだと思いますね。そんなふうだからがんにもなるわけですねぇ。いやはや、、、。
身体は「入れ物」くらいに思っていた私は、手術の後、抗がん剤治療と放射線治療をガンガンやりました。1年弱続けました。「入れ物」におかしなおできができたから潰そうというくらいの意識でした。しかし事はそう簡単にすすみませんでした。抗がん剤はがんだけを選んでやっつけてはくれませんでした。例えてみるならば、全身空爆作戦でした。全身の細胞もろともやっつけてしまうんです。私の場合は、繰り返し抗がん剤を使っているうちに、「あ、これゃダメだ。がんより先に薬で死ぬぞ」と感じるようになりました。
抗がん剤ですっかり焼け野原になった私の身体は、完全に悲鳴をあげていました。もう続けられない。ではどうする? とことん追いつめられて初めて私は、「身体は入れ物」「入れ物にできたおできをつぶせ」という発想では、がんの原因を取り除けないと考えるようになりました。がんを作ったのは他ならぬ私だ。そうであるならばがんの原因は私にある。だったら、医者任せ、人任せにしないで、自分でよく考えよう。なぜ私はがんを作ったのか。原因を見つめながら、生き延びるための作戦を練ろう!と思うようになりました。
一世一代の大ばくちだ!と思いました。とてもワクワクしたのを覚えています。今、振り返ると、それが治癒への第一歩、スタートラインに立てた時だったと感じます。サイボーグ人生よ、さようなら。身体の声を聴こう。あなたは何がしたい?何がしたくない?やりたいことを思う存分にやろう。言いたくないことは言わなくていい。そうは言っても長年の習慣でついつい肩に力が入る私です。は~い、力を抜いて!自分に言い聞かせています。では今日もリラックスしていきましょう。