30万円の医療用かつらなんて いらないですからっ
東京新聞3/6朝刊の記事「医療向けかつらに保険金」によると、アデランスとAIU損害保険が5日、抗がん剤治療などによる脱毛に悩む患者の医療向けかつらの業務提携を結んで宣伝活動していくという。記事によれば、AIUは自社が販売する医療保険にかつら購入保証の特約をつけた商品を販売しているらしい。
この記事、まったくけしからん。『医療向けウィッグは、オーダーメイド商品が約30万円と患者の経済的負担が大きい』としゃぁしゃぁと書いてある。ありゃまぁ、という感じ。こういうの、抗がん剤かつら経験者の私は聞き捨てならないんですよ。
抗がん剤中かつらに30万円の超ゴージャスなヤツなんて、意味ないですからっ!保険に入っていれば「医療用かつらも買えますよ、安心ですよん」ってがん保険売るなんて。病人を搾取のネタにするにもほどがあるわ。
だいたいがん保険だって本当に必要かどうか、要検討です(これについてはまた書こう)。たしかに医療用かつらは通気性とかは多少いいんだけど、ずばり、ダサい。「はい、私、病人です」的な感じになっちゃう。それに、だ! 抗がん剤なんて(髪は抗がん剤で抜ける。がんだから抜けるわけじゃないよ)そうそう長くやり続けられるもんでもないんで、抗がん剤中のかつらに高い耐久性とかいらないと思う。
そこで私のおすすめは、ギャルが買うようなかつら。ギャル向けウィッグ。渋谷の109にも入っている店で9000円くらいで買った。いつもショートの人は、ロングヘアとか試してみてもいいかも。ふんわりカールのロングヘアとかやっぱ憧れるし。ピンチイズチャンス?!そういえば、50代くらいの同病の女性が、ギャル向けウィッグかぶって渋谷を歩いていたらナンパされちゃった~!って、うれしそう~に言ってたのを思い出した。うん?あれ? 私はナンパされなかったぞ。