ワクチン、リスク高く 子宮頸がん予防効果は不明
●HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)費 1億4,532万円也!
平成25年度は、HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種費用として、1億4,532万円を予算化しています。HPVワクチンは、連続3回打ってはじめて効果があるとされていて、一人あたり47,000円ほどかかります。これは、主に薬剤費(37,500円)と注射を打つ医師の手間賃(9,500円)で、平塚市では、自己負担を求めず、全額を市の税金でまかなっています。公費助成の対象は、中学1年生から高校1年生までの女子で、平塚市では、約9割の方がこのワクチンを接種する見込みで予算化しています。
●日本人女性でワクチン対応のHPV感染 1%未満(厚労省予算委員会質疑)
HPVワクチンは、がん発症リスクを高めるとされているヒトパピローマウイルス(HPV)の感染予防につながるとされています。現在、日本では、2種類のワクチン(サーバリックスとガーダシル)が使用されていますが、これらは、100種類以上あるとされているHPVのうち、HPV-16型、18型のみに効果があるとされています。
しかし、2013年3/28の厚生労働予算委員会の質疑のなかで、日本人の一般女性でHPV-16型に感染している人は全体の0.5%、18型に感染している人は0.2%だとする研究結果があると厚労省が指摘しています。また、サーバリックスワクチンの添付文書に「本剤の予防効果の持続期間は確立していない」「HPV-16型、18型以外に起因するものの予防効果は確認されていない」と明記されていることを考え合わせると、HPVワクチンのがん予防効果は不明だ、と言わざるを得ません。そうであるにもかかわらず、今年3月末に、国は、法改正をして、HPVワクチンの定期接種化を決めました。
●重篤な副反応も
このワクチン、その副反応が大きいことも問題です。東京都杉並区では、サーバリックスワクチンを打った女子中学年生が、1年3ヶ月間通学できなくなっただけでなく、割り算ができないなどの症状が残っていると報道されています。