原発ゼロにむけて 阿部知子衆議院議員講演会から
11/4(日)に開かれた『原発ゼロって本当にできるの?~原発ゼロの会世話人・衆議院議員阿部知子さんから聞く』に多くの方がご参加くださいました。ありがとうございました。当日私は司会進行役も務めながら、国が押し付けてきている住民税増税の動きなど思うところをお話させていただきました。
衆議院議員阿部知子さんの話しから印象深かったところをここにメモ。
・国会には原発政策そのものを議論する場がない。国会事故調査委員会の報告にしても、黒川委員長を呼んで報告を受ける正式の場が国会で持たれていない。
・日本の『原発政策の延命』には隠れた野望がある。原発から取り出されるプルトニウムを固めれば原子爆弾ができる。日本は今、3~6ヶ月くらいあれば原子爆弾をつくる技術がある。
・アメリカは1979年のスリーマイルアイランド事故以降、原発の新設はない。アメリカは良くも悪くも合理主義だからリスクが高く商売にならないことはしない。新設ゼロの理由は、銀行が原発建設に融資をしなくなったから。
・アメリカが日本に原発をやめてほしくない理由は、日本が原発を続けることで技術力を維持できるから。
・原発はなくて大丈夫。現に今だって国内で2基しか動いていない。
また、阿部さんは、全国の原発立地周辺自治体の『原発避難計画』について、「”避難”なんて言わないでもらいたい。”避難”というのはまた戻れるときに使う言葉だ。原発事故が起きたらもう戻れない。『ふるさと捨つる計画』と言ってもらいたい。そうしたら私たちに何が求められているか明確になる」と。まったくそのとおりだと思いました。
今月11/24(土)には、阿部知子衆議院議員が金子勝氏と対談する企画が藤沢市湘南台であるそうです。こちらのテーマは、『どうする日本の経済!-脱原発・TPP・尖閣竹島問題』です。 ご興味のある方はどうぞご参加ください。