保育園の入所選考基準はすぐに見直して
7/6(火)
6月に開催された議会で、江口は、認可保育園の入所選考基準について
とりあげました。この入所選考基準、平成15年以降改正されていなくて、
現状の社会経済状況を背景にしたニーズにあっていません。
ですので、「ぜひともすぐに改正してほしい」と議会で取り上げました。
これに対して、平塚市側は、「見直す」とはっきりと明言してくれました。
が、課題は残されています。平塚市入所選考基準には、「非常に著しく経済的に困窮している場合」は、入所の優先順位があがるようになっていますが、現在のところ、この選考項目は運用されていません。
以下、議会でのやりとりの一部です。
【江口】認可保育園は、市が、「児童が保育に欠ける」と市で認定してはじめて入所できる。また必要が高い児童を保育所入所選考基準に照らして判断している。次に掲げる事例について、市の基準に基づいて優先順位を判断した場合どうなるのか。次の例で、A・B・C・Dさん世帯の優先順位とその指数を示してほしい。
Aさん世帯 両親とも正社員で毎日勤務している
Bさん世帯 父は正社員、母はパートで毎日8時間以上
勤務
Cさん世帯 職探し中で生活が苦しい母子のみの家庭
Dさん世帯 父が正社員、母はスキルアップのために学
業についている
【健康・こども部長】保護者が「保育に欠ける状態」と「個々の世帯の状況」を指数化し、その合算の高い順に入所の判定を行っている。議員が示した4つの事例は、
1番 Aさん世帯で
夫婦とも正社員なので指数は8点
2番 Bさん世帯で
妻が8時間以上勤務のパートなので7点
3番 Cさん世帯とDさん世帯は同順位で
Cさんは
求職中なので3点、これに母子家庭
なので2点加算される。
合計5点
Dさんは
学業中なので5点
現在、経済的な困窮度は、入所選考の際に考慮していない。今後は、保育者が正社員であるはないかで判断するのではなく、児童を保育することができない実態で判断すべきと考えており、改正の内容に反映していく。