「家族」とは何かを知るために
5/8(金)
07:30~08:30 事務処理をする
09:30~11:00 友の会例会に参加
11:15~12:00 市 くらし安全課へ話しに行く
14:00~16:30 市内 もと連合自治会長さんのところへ お話しを伺う
17:00~18:45 移動 麻布へ
18:45~21:00 IFF教育センター 「斎藤学 危機介入の理論と技法」を聴く
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江口が相談を受けて関わっていた女性が、
最近、自殺で亡くなってしまいました。
彼女の幼い子どもが、自殺した母親を最初に見つける、
という最悪の事態になってしまいました。
私は、彼女からの電話を受けて直接お会いしたときに、
彼女の話しぶりと様子から、
「自殺の危険性が高い」と感じていました。
そして、同時に、
「今、この女性が置かれている生活の状況を
変える必要がある」とも思いました。
しかし、一方で、
彼女からの相談を受けて私の頭にうかんだことは、
① はたして、どこまで、私は彼女とかかわることができるのか。
② 「生活を変える」といっても、どう変えればいいのかわからない。
③ 相談者本人だけの話しでは、困難な状況の全体がつかめない。
明らかに、自殺の危険性が高い方を前にして、
上の3つのようなことを、江口は思いました。
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この女性からの相談を受けていた江口以外の方たちは、
みな、とても真摯に粘り強く、また、連携して、
対応してくれていた、と感じています。
当然に、だれを責めるということでは決してないのです。
ただ、
この女性が残してくれた「宿題」は多く、いくつもありました。
「宿題」は、忘れないようにしたい。
●「家族神話」が思考をストップにさせる
私は、この悲しい事件から
「家族とは何だろうか」と考え直す、という宿題をもらいました。
時に、家族は、非常に高いリスクをはらんでくるわけですが、
そういうことは、頭では、わかっていても、
実際は、なかなかイメージができない。
今回、亡くなってしまった女性の場合、
彼女が家族とともにいることが、実際には、
どのくらいリスクが高くなっているのか、
私はイメージがつかなかったのです。
家族はこうあるべきだ、とか、家族への期待とか、
そういう「家族神話」が、
私にも内面化されているのを、あとから感じました。
「家族神話」は、思考をストップさせる。
実際の家族のリスクを測れないのは、
危機をより深刻にさせる。
「家族は多様だ」とか、わかったようなことを
私は言うことがあるけど、
ぜんぜん分かってないんだと思う。
これって、よくない。
マズイまずい。
●改めて思う 福祉には高い専門性を必要だ
この亡くなってしまった女性と面談して
江口が感じた以下3つの戸惑い↓
① はたして、どこまで、私は彼女とかかわることができるのか。
② 「生活を変える」といっても、どう変えればいいのかわからない。
③ 相談者本人だけの話しでは、困難な状況の全体がつかめない。を乗り越えるには、高い専門性が必要だと思う。
安易な「家族神話」と決別して、相談者の生活を具体的に
どう変えるといいのか、きちんとした見取り図を描くことが
できる、というのは、実に高いスキルだ。
福祉というのは、高い専門性が求められるのですね。
●斎藤学氏から学ぶことに 「危機介入の理論と技法」
上記の一連の事件の話を江口がしたら、
平塚市の職員の方から貴重なアドバイスをもらいました。
「家族機能研究所というところが麻布にある。
”家族機能”を医学的にきちんと研究しているところだ」と
教えてもらいました。
さっそく、心理カウンセリングのIFFのサイトを見ました。
斎藤学氏の「危機介入の理論と技法」を学びに、
毎週金曜日の夜に、麻布に通うことにしました。