立体駐輪場 新しい案が必要ですよね

12/4(木)
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12月議会がスタートしています。今日の本会議でも、駐輪場建設の問題が質問にとりあげられていました。先の9月議会で補正予算が否決されて、先延ばしになった5階建ての駐輪場建設の問題は、テレビでも取り上げられたこともあって、まちの多くの人が知るところになりました。

補正予算が否決されたという、議会全体の判断(江口は賛成しました)を冷静にとらえて、新しい案を考える必要があるなと思います。再考のチャンスだととらえて。
先日、駅前大道りに自転車を置いていたら、私の自転車かごに、市が行っていたアンケート用紙が入っていました。アンケートには、自分が住んでいる場所や自転車を置くまでに使ったルート、普段どこの自転車を置いているのか、どんな自転車置き場があるといいと思うかなどを書きこむものでした。
みんなの生活になるべくなじむか自転車置き場の在り方を考えるために、アンケート調査は、アンケートに答えるのにも集計作業するにも、手間がかかるだろうけど、大事だな思いました。
駐輪場建設のための補正予算が否決されて、まちのなかで少し話題になったことで、「みんなの思い」が見えてくるようになった。自転車利用のニーズは様々ですしね。だから、こうした思いと上手に向き合うと、よりよい案がつくれるような気がします。
そもそも、9月議会で市長が提案した駐輪場建設案は、ラスカ駐車場横で5階建ての立体駐輪場をつくるというものでした。商工会議所などからは、「1階部分は店舗を入れて」という要望がありました。9月議会では、こうした要望をうけて、議会の過半数が反対して、予算が否決されました。先日、自転車とバイクの販売店を経営している方から、こんな意見をもらいました。
「1階部分に店舗を入れるとなったら、土地取得費と建設費を勘案すると、相当に高い家賃になる。なかなか払えないだろうし、払ってもそれに見合うだけの人通りはあそこにはない。1階には店舗を入れず、5階建てを4階建てにしてはどうだろう。その浮いた分を、パールロード内やそのほかの駐輪禁止スペースを活かす策を考えてはどうだろう。商店の前の駐輪スペースを全面的に駐輪禁止にしたら、商店街のシャッター道り化がすすむ」と。
また、この方は、こんなアイデアもお持ちでした。「立体駐輪場は、通勤客用と位置付ける。その上で、1階部分は、月に3000円に、2階部分は2000円に、3階以上は無料にしたらどうか。JRとも交渉して運営費を補てんしてもらう。そうすれば、生活が厳しいから自転車利用にお金をかけたくないわ、という人のニーズにも対応できるのでは」と。
こうした具体的提案を上手に生かしたいと思う。補正予算が否決された今、リアルに話しをつめていくべきだと思うのです。通勤で自転車を使う人の大型収納スペースを確保しつつ、一方で、通勤以外で利用する人のニーズを分析する。
たとえば、買い物に自転車を利用する江口は、ちょっと梅屋に寄りたいとき(私はよく梅やに靴下などを買いいきますが)、わざわざ線路沿いの立体駐輪場へ行って、お金を払って自転車をとめにいくのは、実は、大変。銀行にお金をおろしにいくのに、駐輪して、そのためにお金を払うのでは、ちょっと考えてしまう。
9月議会で駐輪場建設補正予算に反対していた議員の一人が、議会終了後、「駐輪場1階部分に店舗ありきの主張ではないのだ。商店街の活性化も考えた計画が必要だと思う」と言っていました。商店街のニーズも、通勤客のニーズも、買い物客のニーズにも向き合うチャンスが、今なのかもしれない。急いで熟慮しないといけないけれど。