全国初! 自殺対策の条例が議決されました

12/20(木)
24:00~04:30   自殺対策条例に関する討論原稿などを書く
08:00~08:40   討論原稿の見直し
09:30~09:50   議会運営委員会を傍聴する
10:00~11:30   12月議会最終日
11:45~12:00   議会活性化検討委員会を傍聴する
13:30~15:30   江口事務所の定例のミーティング
15:45~16:30   事務所に来客あり お話する
16:30~17:00   事務処理をする
(17:45~20:00   平塚市議会の忘年会に出る)

今日の12月議会の最終日で、
全国で初めての自殺対策の条例ができました。
平塚市議会議員30人の全員の方の
賛成が得られました。
平塚市議会の議員のひとり一人の方が、
「みんなで自殺対策をすすめていこうじゃないか」
という覚悟と意志をもって、
議決された瞬間だったと思います。
30人の政治家の意思が、
結実したときでした。
本会議最終日の流れは、
こうでした。
ほかの議案についての賛否(まちづくり条例も
議決されました。このことについては別に書きます)
を議決していったあと、
始まってから1時間くらい経って、
平塚市民のこころと命を守る条例について
府川環境厚生常任委員長から、
委員会での審議の報告がありました。
そのあと、江口が条例についての賛成の
討論をさせていただきました。
その後、落合議長が、
「おはかりします。可決することに
ご異議ありませんか?」と発言されて、
「なし!」
全員一致で可決されました。

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今月14日、環境厚生常任委員会で
この条例が審議されました、
全委員の賛成が得られました。
環境厚生常任委員長の府川議員は、
委員会の最後で、
「この条例は、平塚市議会全体で賛同されている。
私は、委員長として前向きにすすめていきたい。
また本委員会として取り組んでいきたい」
と発言されました。
江口は、すぐ隣でこの発言を聞いていました。
府川委員長は、条例制定後に、
環境厚生常任委員会として
どう取り組んでいくのか、
先を見据えていて、
委員長として、ご発言くださいました。
全国で初めての自殺対策の条例については、
平塚クラブの黒部栄三議員、須藤量久議員、伊藤裕議員の
3人の議員の方がなっていますが、
この方たちのところへは、おそらく
「どうしてこんな条例つくるのか」と
いった声が寄せられたんじゃないかと
思います。
しかし、この3人の議員さんも
また、議長をはじめ平塚クラブの方たちも、
「必要だと思うことは、
議会全体で取り組まないといけなんだ。
だから我々はやってきたんだ」ときっぱりと、
おっしゃっていました。
条例制定過程の本当に早い段階から
「つくるべきだ」と言っておられた公明党議員団も、
府川委員長が所属する湘南民主も、
共産党議員団も、
それから、市民派の会も、
無所属の厚見議員、高橋議員、それに江口もですが、
それぞれに、政治家として判断して、
「大変なことだけど、自殺対策に取り組もう」と
決意したからこそ、条例ができました。
自殺についてどうとらえるかは、
その方の死生観とか、信条や信仰が、
非常に影響を与えるものだと
思うので、平塚市議会30人の議員がいれば、
それぞれに、大きく考えが異なると思います。
しかし、
「自殺の問題は、個人の問題じゃない。
社会の問題だ。政治がやるべきことがある」という
一点において、30人の議員の賛同が
得られたんだと思います。
このことは、本当に貴重なことだと思います。
今日の条例の議決の瞬間に、
「政治が正しく機能している」
と江口は強く思いました。
また、これは個人的な思いですが、
条例策定の過程で、江口は、
平塚市議会の先輩議員さんや事務局職員さんたちから、
たくさんのことを学ばせていただきました。
「この方は、私を教育してくださっているんだ」
と思うときが何度もありました。
そうしたチャンスはなかなかないものですよね。
深く感謝しています。
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本会議の最後に、
落合議長が、
この条例制定についてふれた挨拶を
してくださったあと、
大蔵市長も年末のあいさつをして、
そのなかで、
「行政としても自殺対策の施策の実現に取り組みたい」と
いうご発言がありました。
これからが始まりです。
気持ちを新たにして、
がんばりたいと思います。
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今日の議会最終日には、
横須賀市の藤野英明議員、
東京都江戸川区の滝沢泰子議員
もと大磯町議員の大坂聖子さんが
傍聴に来てくださいました。
(この3人の方は、地域の自殺対策を
考える地方議員有志の会のメンバーです)
それに、いつも江口の指導をしてくれる仲間たちと
私の母も傍聴に来てくれていました。
藤野議員は、14日の環境厚生常任委員会に
続いて、今日も横須賀から駆けつけてくれました。
「国の自殺対策基本法ができるときと同じくらい
緊張していた」と言ってました。
また、滝沢泰子議員は、
「議決の瞬間に紙が法律になった。
それまで条例案は、書いたり消したりする
紙切れだったわけじゃない。
今日の議決の瞬間で、法律になったと思うと
感慨深かった。」
と言ってました。
この言葉はとても印象的でした。