1日に2時間しか日に当たらないお家に住む
3/31(土)06:00~07:00 スケジュールの管理など事務処理をする
09:00~11:00 大空保育園の卒業式へ
11:45~12:20 まちかど広場で開かれていた ワールドフェアへ
13:00~15:30 「まちづくり勉強会」主催の学習会 マンション紛争について
16:40~17:00 茅ヶ崎市民の方からマンション紛争の現状について聞く
17:20~20:00 知人の方のお宅へ伺う
22:00~23:00 事務処理をする
本当に困ってしまう。
2階建てのお家が続く静かな住宅地の
真ん中に、また、大きなマンションが建ちます。
今日、そのマンション計画地のすぐ北側に家のある人から
お話を聞きました。
その方のお宅は、そのマンションが建つと、
一日に2時間しか日が当らなくなってしまうそうです。
いくつか高いマンションがすでに周辺に建っているので、
複数のマンションによる複合的な影ができて、
一日に2時間しか、日があたらなくなってしまうのです。
大変だ。本当に。
ある日、突然に建ってしまう、
マンションに苦しんで病気になってしまう人って、
実際に多い。
私は、議員になるまで、
マンションに反対する住民の方の意見がピンとこなかった。
住民エゴなんじゃかと、どこかで思っていたんだと思う。
だけど、議員になってからの4年間で、
いくつかのマンション紛争とかかわってきて、
マンション紛争が住民エゴでおきるなんて考えるのは、
まったく間違っていると、よくわかった。
ある日、自分の家が、
一日に2時間しか日が当らなくなってしまったら、
どんなに大変だろう。
一日や二日、日に当たらないのであれば、
我慢もできるけれど、一度建物が建ってしまったら、
それから何十年も家に日が当らなくなる。
そうやって、考えていくと、
マンション紛争は住民エゴだね、なんて言えなくなる。
今の、マンション紛争の実情を知ると、
暴力的だ、とすら私は思うようになった。
この暴力的な、と私が感じることは、
「建築基準法」をクリアしていたりする。
おまけに、さらに事業者に有利なように、
建築基準法は、改正されていく。
だいたい大きなマンション事業者は、
建築するときに、「住民交渉役」だけを
専門にする人を雇っていて、
住民の方たちは、この交渉役の
会社の人と話しをすることになる。
この交渉役の人のなかには、
大きな声でどなって、全く理屈にあわない
ことをいう人がいたりする。
マンション建設に反対して、
私も、何度か、どなられたりしている。
金のネックレスをじゃらっとつけた
体の大きなオジサンにどなられることもあった。
粘り強く交渉しても、
ほとんど聞き入れられず、
高層マンションがどーんと建つ。
暴力的だ。
こうしたことがたびたび起きないように、
他市では、「まちづくり条例」がつくられてきている。
「最低の基準を定める(建築基準法第1条)」
建築基準法に、まち独自のルールを上乗せするのが、
まちづくり条例だ。
しっかりとしたまちづくり条例は、
マンション事業者と住民の方とが
話し合う機会を法律で保障して、
暴力的な開発をさせないようになっています。
平塚でも、大蔵市長と市民の方が、
2年の時間をかけて、まちづくり条例をつくってきたけれど、
議会の自民党や公明党の議員からは、
ものすごく反発が強かった。
私は、議員によって構成されていた「まちづくり条例検討委員会」
のメンバーでしたが、この場でも、反対の意見が強かった。
まちづくり条例をつくる平塚市の担当者が、
条例案を説明するパワーポイントを用意して、
検討委員会の会議の開始を待っていると、
条例に反対の議員が、会議が始まる前、席についたとたんに、
「こんな説明を聞いても、まったく意味がない!!」
と大きな声をあげる、ということもあった。
自民党や公明党などの大きな会派の議員の強い反発があって、
まちづくり条例は、平塚市においては、いまだに作られていない。
その間にも、マンションは、事業者に有利な建築基準法を
盾に建築がすすめられるている。
議会の外からは、どの議員がどんな意見をもっているのか、
わかりいくい。
このまちづくり条例に関しても、
選挙がらみのニュースでとりあげられているものがあるようだけど、
実際の事情とは、ずいぶんと違うことが書かれている。