平塚市総合計画基本構想が事実上の廃案に
3/16(金)
6:00~08:00 総合計画を読む
10:00~10:10 総合計画特別委員会を傍聴する
11:00~13:00 江口事務所で会議
13:10~17:00 江口事務所で発送作業をする
18:00~19:00 駅皆南口で街頭演説をする
19:20~20:00 知人のお宅へ伺う
21:30~23:00 事務作業をする
今日、平塚市総合計画基本構想を話し合う
特別委員会の3回目が開かれました。
総合計画基本構想というのは、今後10年間の平塚市の
将来像を考えていく重要な計画です。
この構想は、これまで約2年間かけてつくられてきました。
60人を超える市民の方たちも策定段階から加わっていました。
今日、この平塚市総合計画の基本構想が、
継続審議(事実上の廃案です。)になってしまいました。
どうして、継続審議(事実上の廃案)になってしまったのか―。
議会と市長部局が喧々囂々やりあった結果ではありません。
今日開催された特別委員会だって、
午前10時に始まって、10分後には、
継続審議(いまの議会は、4月30日をもって
任期満了なので、事実上の廃案を意味します)に
することが決まってしまいました。
【平塚市総合計画特別委員会のメンバー】
委員長 須藤議員 (平塚クラブ)
副委員長 出村議員 (なでしこ21)
委員 渡辺議員 (共産党)
片倉議員 (平塚クラブ)
山原議員 (なでしこ21)
吉野議員 (平塚クラブ)
高梨議員 (公明党)
陶山議員 (平塚クラブ)
共産党の渡辺議員以外は、
みな、継続審議に賛成でした。
この基本構想を審議するために、
昨年の9月から特別委員会が設置されました。
特別委員会での審議の時間は、非常に短かった。
1回目 平成18年9月の特別委員会・・・・・午前10時開会 午後0時閉会
2回目 平成18年12月の特別委員会・・・・午前10時開会、午前11時閉会
3回目 平成19年3月の特別委員会・・・・午前10時開会、午前10時10分閉会
3回の審議の合計時間は、たったの3時間あまり。
大蔵市長がつくった基本構想はものは駄目だ、
といわんばかりで、まったく議論しつくさないままでした。
この基本構想についてのやりとりのなかで、
一番、もめたのは、
このまちの将来の人口の想定についてでした。
大蔵市長が出した基本構想では、平成23年をピークに
人口が減るとして、これを前提に基本構想をつくりました。
これについて議会のなかでは、非常に反発が強かったです。
人口減少するということについての反対意見はこういうものでした。
どうして、どんどん人を増やすことを考えないのか。
市街化区域を広げていかないのか。
そういう意見が議会のなかではとても強かった。
誰でもバラ色の未来を描きたいとは思う。
私だって、そうです。
賑やかになって、どんどん人が増えて。
だけど、現実はそうではない。
全国で人口が減るのに、このまちだけが
人口がものすごく増えるなんてことがあるでしょうか。
税収だって、どんどん増えることは、
現実的には難しいと思う。
限られた税収のなかで、市街化区域を増やすために、
新しく、公共下水道をひいたり、道路をつくったりするのに、
お金をかける時代じゃ、わたしはないと思う。
そうしたことに多額の税を投資するよりも、
このまちに暮らす人の、
「暮らし心地」をいかによくするかが
大事なんじゃないかと思う。
私は、議員として、まちのなかで、
いろいろな方からお話を聞きます。
介護や年金の問題で困っていて、
いったいどこに相談に行ったらいいか。
働きすぎて体を悪くしたり、
うつに悩む人がとても多い。
本当に、ごく生活に密着した、課題や問題に
私たちは、向き合っているんです。
ごく生活に密着した課題は置き去りにして、
平塚市議会のなかで、「拡大成長」を
指向する意見が非常に強いことに、
私はものすごく違和感を覚えました。
大蔵市長がつくった総合計画基本構想はだめだと
いわんばかりに、中身の議論はしない。
こうした政治的対立だけに終始して、
中身の議論をしないのは、
まちの政治家として、無責任だと思う。