平塚市の総合計画はまた継続審議

12/18(月)
7:00~8:30 事務処理をする
10:00~10:55 平塚市総合計画特別委員会を傍聴
11:00~11:30 議会控え室で事務処理
13:00~22:00 江口事務所でボランティアの方と事務処理をする
23:00~01:00 12月議会の議案審議のための調査をする
基礎自治体の一番上位に位置する、平塚市総合計画(平成19年度から28年度まで)がまた議会の特別委員会で継続審議になりました。9月議会も継続でしたので、2回目の継続です。審議することが多すぎて、議会開会中に審議しきれないから、継続になるのではありません。今日の特別委員会の審議だって、朝の10時から始まって10時55分には終わりました。55分間の短い審議です。
総合計画策定の早い段階で、大蔵市長は、「身の丈にあった計画にしたい」としていましたが、これに議会では非常に抵抗が強く、結局、「身の丈」という言葉は削除されています。それでも、「夢も希望もない計画だ」という批判が強くあります。
この総合計画では、平塚市は、平成23年の約25万7000人をピークに、人口が減るとしています。この人口推計についても議会の反発が強い。「人口が減るなんて、あっさり言ってないで、人口を増やすための努力をしろ!」とこういう主張です。人口を増やすために、市街化区域を増やし、都市基盤整備をしろ!そうすれば、「身の丈を増やすことができるだろう」と。
12月議会の本会議でも、こうした非常に大枠の議論が何度もなされました。大蔵市長はこれに対して、「わたしは、拡大成長の時代は終わったと思っている。成熟経済社会だといわれているが、そうした中で、さらに上を目指したのが平塚市総合計画だ」という発言をしました。わたし自身は、この平塚市総合計画の内容をみて、「なんでまだこんなにバブリーなんだろう。」と感じるのですが、わたしから見れば、バブリーな総合計画が、平塚市議会の多数の議員からは、実に地味に映るらしい。もっと人口を増やせ!もっと都市基盤整備しろ!まちを拡大成長させろ!って、それは限られた財源のなかで、無理だし、そうじゃないだろう、と強く思う。
夕張市が財政破綻をして、毎日のようにマスコミで報じられても、どこか他人事なんですよね。都市基盤整備をしたらどのくらいコストがかかり、それに応じてどのくらい人口が増えて、どのくらいの市税収入があがるのか、福祉にかかる金はどのくらい増えるのか、そうしたことを踏まえて考えないと、こうした大枠の議論はあまり意味がないと思う。
平塚市もこれまで拡大成長を信じてひた走ってきて、今だって、近隣の町よりも土木比率がかなり高い。今日の審議のなかで、先輩議員が、「目先のことを考えた小市民的な美辞麗句を並べていいのか!答弁はいらない!」と発言をしてましたけれど、遠大でゴージャスな美辞麗句を並べている場合じゃ、それこそないだろうと思って聞いていました。