総合計画の審議は、3人以上の会派から

8/24 
10:00~11:45 議会運営委員会傍聴
12:00~12:45 ボランティアの方にお願いする仕事の下準備をしに江口事務所に行く
13:00~13:30 議会活性化検討委員会傍聴
13:35~14:10 ごみ処理広域化の資料を読む
14:50~15:15 江口事務所へ
15:30~16:30 環境部資源循環課へ ごみ処理広域化について話を聞く、
●総合計画の審議は、3人以上の会派から●
こういう腹立たしさをどう表現するべきか考えてしまいます。
けれども、現状を知ってもらうために、なるべく冷静に書いていきたいと思います。
今日の議会運営委員会(3人以上の会派から委員になれます。ひとり会派の江口は傍聴委員として発言します)で、平成19年度からのまちの施策を決める総合計画(まちの施策の一番上位に位置する計画です)の審議のために、特別委員会を設置して議論をするということが決まりました。
平塚市議会の特別委員会には、3人以上の会派しか入れないので、実質一人会派の私は、総合計画の審議をすることができなくなりました。

●今日の審議の過程は●

まず、総合計画の審議をどのようにするのか、各会派の意見が出されました。まず、平塚クラブが、「特別委員会を設置していきたい。これまで検討委員会で議論をしてきたのだから、その延長で、特別委員会を開き、議論をしていく」という内容の発言をして、なでしこ21議員団が、「我々も平塚クラブさんと同じ意見。特別委員会を設置していきたい」と発言しました。公明党と共産党は、総合計画は全議員が審議にかかわれるようにするべきだという趣旨の発言をしていました。
各会派の意見が出たあと出縄委員長が、大勢は特別委員会を設置するということのようです、と仕切り、その後、いくらかやり取りがありましたが、あっさりと特別委員会の設置が決まりました。特別委員会の委員構成が、「3人以上の会派の議員が委員になる」ということもさしたる議論もなく、議会運営委員会のなかで、決まってしまいました。
●議論をふかめず、重要なことも何でも数で決めてしまう●
大きな話をするようですが、民主主義の根底には、「何が正しいか絶対的には決められない」という価値相対主義があります。絶対的な正義はないから、慎重に議論をして決めていくという姿勢が、民主主義に基づくる議会運営には不可欠です。
ところが、平塚市議会の議会運営委員会の議論はいつもそうではない。あらかじめ、大会派でシナリオがつくられているかのように私には感じられて、そのシナリオとは違う意見を、議会運営委員会の委員である共産党さんが言っても、その意見をうけて、慎重に議論をふかめていこうという姿勢がまるでない。
今日、総合計画の特別委員会の委員構成について、私は傍聴席から、「総合計画はまちの施策の上位計画だ。全議員が審議することが適切じゃないのか、その理由を各会派ごとに答えてもらいたい」と質問をしました。
●「江口議員の意見は参考意見として・・・」●
対する回答(要旨です。正式な議事録ではありません)は―-。
【平塚クラブ】検討委員会でこれまで議論してきたので、今までに、全議員が審議にかかわることができている。こうした経過があるので、検討委員会をふまえて特別委員会を設置していきたい。
【なでしこ21】それは、平塚市が会派制をしいているからだ。
【江口】検討委員会は、現に、すべての議員が入れているわけではない。実際、私は、総合計画検討委員会とは別の「まちづくり条例検討委員会」に入っていて、総合計画については議論してきていない。特別委員会が検討委員会を踏まえて行われるというならば、検討委員会の位置づけについて確認する必要がある。
検討委員会は、どういう位置づけなのか議論してはっきりするべきだ。また、会派制をしいているからというが、総合計画の特別委員会を設置して3人以上の会派の委員だけで議論する理由にはならない。
現に、前回の総合計画をつくるときは、平塚市議会が会派制をひいていたのにもかかわらず、全議員が審議していたではないか。きちんと答えてほしい。
【委員長】「江口議員の意見は、参考意見とします」。
と、このようなやりとりだけで、非常に重要なことが決定してしまいます。私は、すべての議会運営のことがらについて、慎重に審議しろとは言わないけれど、重要な事項もおざなりの審議ですまして、数が多いほうの意見で決めてしまうというのは、議会として好ましいことではないと思います。非民主的だと思います。