2006/6/16 自殺予防対策はこれから
2006/6/16
6/16
・5:30~8:00 質問の準備
・10:00~14:30 本会議総括質問
・14:45~15:30 都市建設常任委員会に付託される議案について調査する
・18:30~20:30 平塚9条の会総会に出席
・20:30~21:00 市民の方のところへ挨拶に行く
●自殺予防対策はこれから●
今日の議会質問では、自殺の総合的な予防のために、これからすぐにでも取り組んでほしいことをいくつか具体的にあげて質問をしました。そのひとつ、すでにあるこころの相談窓口の案内をまとめてHPで掲載してほしい、という提案については、「情報の周知ができていない点もあるので、既存の窓口についてはHPでまとめて案内していく」という答弁でした。
よかった。今年度から新しくなった市のホームページはとても見やすいので、ここに、こころの悩みを抱えた人にむけて丁寧な案内をしてあると効果的だと思っています。ぜひよろしくお願いします。
平塚市内の昨年の自殺者数は40人です。昨年の交通事故による犠牲者が9人ですから、その約4倍の方が自殺によって亡くなっています。年によって多少の増減がありますが、10年前に比べて2~3倍自殺者数が増えてしまっているのが現状です。自殺者の10倍の自殺未遂者がいるというのが定説になっていることを考えると、毎年400人の市民が、このまちで自殺の危機に直面していることになります。
私は、今回の議会で、「安心・安全をテーマに掲げる市長は、こうした実情をどう受け止めるか?」と質問しましたが、これに対しての行政からの答弁は、ご家族は大変に悲しみ苦しみだろうと思う、というような内容でした。自殺対策基本法の法の理念は、「自殺は社会の課題である」としているわけですけれど、この答弁は、法の目指す理念とはほど遠く、自殺を個人の問題として捉えているものだと思い、反論をしました。
市のHPでの情報の案内以外にも、電話相談の開設や市の広報での普及・啓発などいくつか質問をしましたが、今後県と市の役割分担を見ながら、市でできることは何かを検討するという答弁でした。いずれにしても、このまちの自殺の総合的な対策はこれからだと思っています。日々の活動のなかで粘り強く取り組んでいきます。