自殺対策基本法が成立しました!

2006/6/15 
・7:30~8:45 頼まれていた資料の作成
・10:00~14:30 6月議会本会議
・15:00~16:00 議会運営委員会の傍聴、議会活性化検討委員会の傍聴
・16:30~17:20 市役所担当課に話を聞きにいく
・18:00~19:00 自殺対策基本についてインターネット中継の録画を見る
●自殺対策基本法が成立しました!●
今日の午後1時からの衆議院本会議で自殺対策基本法が成立しました!よかった。本当に感慨深いです。多くの人たちの闘いの成果だなと思います。一人ひとりの行動が法律をつくるんだということを、私はこの自殺対策基本法ではじめて、実感しました。
自殺予防対策に取り組む横須賀市議の藤野さんから、「自殺は防げる。僕は政治という手段でそれを実現をしたい」と、平塚の食堂で聞いてから、ちょうど3年が経ちます。
私は、この3年間、遺族である彼の猛烈ながんばりを知っているし、同じように、多くの人たちが、本当は思い出したくもない辛い過去を話して、運動して、署名活動をして、ここまでこぎつけたのを知っています。「自殺をなくしたい」という全国の熱い思いが政治を動かした。法ができたからといってすぐに解決するような問題ではないけれど、自殺を個人の問題ではなく社会的な問題と位置づけた、この法律の意義はとても大きい。
私は、明日の本会議の質問で、自殺予防対策をとりあげますが、「自殺」という言葉を本会議のような公的な場で使うことに、以前は躊躇するところがありました。大切な人の自死に苦しんでいる人は、「自殺」という言葉を聞くだけでも、思い出してつらいだろうし、その苦しみを実際には体験していない私が、「自殺」という言葉を使って、ものを語ることをしていいのだろうかと思いました。
自殺は社会の課題だと頭ではわかっていても、どこかで、「自殺は個人が抱える込み入った課題で、他人がやすやすと語ることではない」と思っていたところがあったんだろうと思うのです。つまりタブー視していたのです。自殺対策基本法の成立は、自殺をタブー視することから、多くの国民を開放してくれたと思います。政治や行政の力でやれることがあるなら、やろうじゃないか、そう考える地方議員が全国でたくさん増えるだろうと思います。
●明日の江口の質問は午後になります●
明日の本会議での質問は、午後1時~2時半くらいの間にやると思います。ぜひ傍聴にいらしてください。質問は、1つは、財政の問題です。財政というと、なにやらわかりにくいのですが、言いたいことは、「財政の健全化で、福祉にかけるお金(扶助費とか民生費とかいいます)を削るのではなくて、平塚市の財政を悪化させている原因をつきとめて、そこから改善していってほしい」というようなことです。
バブル崩壊後、平塚市は長いこと、ハコモノ建設を続けてきました。その後遺症で、ハコモノの維持管理経費がとても多くなっているのですね。よく、財政悪化の原因は、福祉にかかるお金が増えたから、と単純に言われるけれど、「本当にそうか?」と思って、この数ヶ月、私は、このまちの過去20年間の財政を調べてきたのでした。この質問と、自殺予防の総合対策のうち、急いで取り組んでほしい事業の提案を明日します。写真は、我が家で咲かしたバラの花。大して手入れしてもいないのに、咲いてエライぞ。
バラの花