神戸へ チャレンジド・ジャパン・フォーラム2005
8/18
・8:00~12:00 移動
・13:30~19:00 チャレンジド・ジャパン・フォーラム2005
・19:20~21:00 コミュニケーションパーティー
●神戸へ チャレンジド・ジャパン・フォーラム2005●
2 年に一度開催される国際会議に、いつも一緒に活動してくれている仲間と行ってきました。このほんとうにおおがかりなフォーラムは神戸にある社会福祉法人「プロップステーション」のナミねぇ(竹中ナミさん)が中心になって主催しています。このフォーラムの副題は、「~ユニバーサルの風を、兵庫・神戸から世界に発信!~」です。(大画面に映っているのがナミねぇ。写真はフォーラム2日目のセッションのもの)
おととしは千葉の幕張で開かれて、参加したわたしと妹は、ナミねぇの「障がい者を納税者に!」というスローガンに強い衝撃を受けながら、力強いナミねぇの言葉に、「ああ、こうした福祉があるのか」と感動したのを覚えています。そして、昨年の2月には仲間と一緒に神戸まで出向いて、ナミねぇの本拠地であるプロップステーションに行ったのでした。
●どう考えればいいのか●
けれども、大会初日が終わったいま、どう考えていいのか、ものすごく失望してしまいました。今日のうちに、5つのプログラムがあったのですが、全体を通して、「障害者自立支援法案」賛成決起集会のようでした。
わたしは障害者自立支援法案に反対です。国会が解散して廃案になって本当によかったと思っています。この法律ができてしまったら、精神の障がいのある人のなかには、病院にいけなくなる人が実際に出てきてしまいます。こうした現実の問題があるのに、どうしてナミねぇは、精神障害者自立支援法案に賛成なんだろう。尾辻秀久厚生労働大臣までセッションに出てきて、自立法案の「理念」がどのくらいすばらしいかを語っていました。
厚生省にながいこといたという参議院議員も登壇して、「この法案はぜひ通していただきたい」と力をこめて話す。
●ナミねぇに聞いてみたけど●
初日が終わってパーティーに参加しました。参加費がひとり8000円と高くて迷ったんですけど、ナミねぇと自立支援法に賛成の政治家に話しを聞きたいと思って参加しました。ある参議院議員にその真意を聞こうと、やっぱり毎回参加している横須賀の藤野議員と一緒に話しかけたのですが、「福祉サービス利用者のなかには、サービスをたくさん受けている人と受けてない人がいて不平等でしょう。障がい者が抗議活動しているけれど、既得権益を手放したくないからなのよ」という。
いったいどういう立場にたつと、こういう発言が出てくるのだろう。不思議に思う。パーティーの最後に、ナミねぇに話かけて質問したのですが、「いまはパーティーだからね」とほとんど答えてもらえなかった。うーん、どう考えたらいいのだろう。フォーラム初日、なんかどっと疲れてしまった。