738億2000万円のこのまちの税金(一般会計)の使い方に賛成しました
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10:00~12:00 四之宮にあるなごみサポートセンター取材
19:00~21:00 まちづくり勉強会主催の勉強会@市民活動センターで
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6:30~8:30 討論原稿を書く
9:30~9:45 議会運営委員会傍聴
10:00~12:00 三月議会最終日
13:00~14:30 三月議会最終日
15:00~15:45 オリンピックで紙などを買う
16:00~19:00 チラシの作成と印刷
22:00~24:00 市民の方からいただいていたメールに返信など
24:00~25:30 仲間に議会の報告をメールで
●738億2000万円のこのまちの税金(一般会計)の使い方に賛成しました●
3月議会の本会議で、来年度の一般会計について賛成の討論をしました。要点を書きますね。このまちの貴重な税金の使われ方について、何を考えて「賛成」にしたのか、江口の考えをまとめたものと、思って読んでください。
●「子ども配慮型予算」●
平成17年度の一般会計は、738億2000万円です。大蔵市長は、平成17年度予算の特徴を、『子ども配慮型』としていて、「将来に向けた緊縮型予算である」としています。限られた予算の中で、いかにしてこのまちの子どもたちを育てるのかといったことに力をいれた予算編成であるということができると思います。
ブックスタート事業を始めることや、学童の整備・拡充、学校図書の充実など、今後も継続して、行っていくべき事業です。未来を担う子どもたちの教育環境の充実は、すぐに成果が見えるものではありませんが、次の世代に確実に実を結ぶ、貴重な投資であると、江口は考えます。
●これはとってもグッドです●
江口は、17年度予算審議を通して、とりわけ、松原小学校と八幡小学校の余裕教室を学童保育施設として利用することが、具体的に実現しつつあることは、とてもすばらしいと思います。余裕教室の有効活用は、長年の望まれながら、教育委員会と市長部局とにまたがる連携がなかなかとれず、実現できずにきた課題だったのです。
余裕教室の活用なんて、一見、なんでもない地味なことのように思う方もあるかもしれませんけれど、今までの旧い手法に、「まった」をかけるものだと思うのです。
今までは、用途別次々と箱物を作り、その維持管理経費にまちの貴重な税金が使われてきています。こうした旧来の手法に、「まった」をかけるという意味で、余裕教室の活用は、大きな成果だと思うのです。
●けれど、これはいただけない●
しかし、一方で、市内の各小学校で、順次芝生化をすすめていくという方針が打ち出されています。以前、ワールドカップが開かれたときに、ナイジェリアチームが平塚でキャンプをしました。そのときに天然芝のグランドを馬入の河川敷に整備したのですね。このいらなくなった芝生を市内の小学校のグランドに生やそうとしています。芝生そのものにはお金がかからないからと、安易にグランドを芝生化することは、慎むべきです。芝生を維持していくには、プロの手が必要になりますから、当然維持管理経費(来年度は年間60万円が予算化されています)がかかります。芝生にまく農薬も心配です。
新たに、平塚市は、馬入の河川敷に、天然芝のグランドを2面と、人工芝のグランド1面を整備します。この芝生の維持管理経費だけで、年間に3000万円がかかります。この事業にも同じことが言えると思うのですが、こうした公共事業をすすめることは、補助金が出るからといって箱物を新設してきた旧来の発想とさして違いがありません。
新たに、維持管理経費を要するような整備をするのではなく、すでに平塚市が持つ財産を有効活用し、無駄を省きながら、子どもたちの教育環境を充実させ、まちを活性化させていくべきだと、江口は考えます。今後は、平塚市の子どもたちが、ごく当たり前に、さまざまな人とふれあう機会を増やすために、余裕教室の活用を学童だけに限らずに、高齢者の地域通所型ケアセンターや障碍を持った人々の作業所などとして利用することも検討していただきたいと思います。
●もっとすすめて市民参加 もっと高めてまちの透明度●
平塚市の「市民参加度」や「透明度」は、この2年で飛躍的に伸びています。日本経済新聞社と日経産業消費研究所による全国の700余りの市と区を対象にした調査でもそれは明らかで、2002年の調査で524位だった「透明度」が、2004年の調査では75位に、「市民参加度」については、508位だったのが 111位になっています。
実際にまちのなかでも変化はすでにおきています。杏雲堂病院跡地に建設予定の超高層マンションの計画の見直しを求める請願に、12000近い署名が集められて、「私たちのまちは私たちの手で汗をかきながら守り育てていかないといけないんだ」という機運が、今の平塚市にはあります。
市民と協働の行政運営は、労力がかかり、一見まどろっこしいようですが、多くの住民がまちづくりへの問題意識を強く持つことでしか、まちは変わっていかないのではないかとすら私は考えます。さらに、情報の公開をすすめ、市民が条例や計画の決定過程にも積極的に関わることができるようにしていただきたいと思います。