3月議会予算審議のご報告(続き)

3/30 リハビリ医療についての勉強会
3/29 
事務所にて仕事、議会だよりの作成
議員の仕事は、前職のタウン誌の編集の仕事とよく似ています。まちなかを走り回って、いま、こんなことが問題だとか、こんな新しい取り組みをしているんだとか、取材して回るんです。3月の議会が終わったので、また、「まち歩き」を再開させています。ただ、まちのなかにある問題は、本当に多いしさまざまなので、選挙のときの公約やテーマなどに基づいて、方向性を決め動いていきます。
私は、選挙のときに、「すでに平塚にあるものを上手に活用したまちづくり目指したい」と言ってきました。実際、平塚には、さまざまな公共施設がそろっています。市内を回っていて、それを実感します。
しかし、そのほとんどが、「縦割り利用」なんです。高齢者用、障碍者用、子どもが使う施設と、見事に分かれています。行政のセクションごとに「箱物」をつくっていくので、地域のなかも見事な「縦割り」になってしまっているんです。
先月取材した横浜の中野地域ケアプラザでは、高齢者のデイケアの食事の配膳を、知的に障碍を持った若い女性がやっていたんですが、私は、これを見てものすごく驚きました。「いやー、すごい。これぞ、複合利用だ!」と。
だけど、おかしな話ですよね。普通に考えれば、高齢者専用レストランとか、障碍者専用の食堂なんてないわけだし、そんなこと言って商売していたら、そんな店はあっという間につぶれるだろう。だいいち気味が悪い、そんなの。行政がつくる施設も、障碍の有無や別を超えて、さまざまな人がともに利用していけば、施設はおのずと活気づくと思っています。
学校の余裕教室だって、地域に貸し出していけばいい。市営住宅の集会所ももっと上手に使えばいい。どんどんと箱物をつくるんじゃなくて、その利用方法についてもセンスを求めらるようになってきていると思います。
3/28 
相模どうぶつ愛護の会設立総会参加
市内の土屋には、神奈川県動物保護センターがあります。ここでは、毎年たくさんの犬や猫が殺処分されているんです。手元にある資料を見ると、2000年度に犬1185頭、猫3451匹が処分されています。以前、ここを取材したことがあるのですが、建物の地階には、檻が並んでいて、処分されるのを待つ犬が集められていました。
近づくと、フェンスぎりぎりまで犬が寄ってきて、体を摺り寄せて甘えてきたのを覚えています。ここに来る前は、飼われていた犬ばかり。ですから、人恋しいのです。
犬たちは、飼い主のごく身勝手な理由で捨てられ、ここに持ち込まれます。「思ったよりも大きくなってしまった」とか、「あんまりなつかないから」といった理由で。驚くことに、全国では、毎年、55万頭以上の犬や猫が殺処分されているのです。いまは、空前のペットブームだといわれています。ペットショップでは高い値で簡単に犬が買われていくその裏側では、毎日、毎日、たくさんの尊い命が処分されていくという冷酷な現実があります。
今日、発足した「相模どうぶつ愛護の会」は、市内土屋にある県動物保護センターの犬を引き取り、避妊・去勢手術をほどこしたあと、新しい飼い主に譲渡することを主な目的にした、ボランティアの会です。
私は、この会で、犬の運搬などのボランティアをしたいと思っています。年間に55万という命が処分されるというこの事実を前にすると、自分の無力を痛感しますが、少しでも何かできることがあればと思っています。
3/27 
里山体験フィールド下見
土屋では、地元の方を中心に、昔のような里山の風景や営みを残していこうとする活動が始まっています。この会は、「里山をよみがえらせる会」というのですが、今日は、久しぶりにこの活動のフィールドに行ってきました。よく晴れた空の下、菜の花が見事に咲いていました。菜の花畑に一歩足を踏み入れれると、土と花のやわらかな甘い香りがなんとも心地よかったです。
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秦野市では、農地の荒廃化を防ぐために、補助金を出して、菜の花の栽培を奨励しています。その名も「花の里づくり」。平塚でも農業人口の減少がすすみ、休耕地が増て、農地の荒廃化は大きな問題になっています。
行政がきちんと仕組みをつくれば、力を貸してくれる市民の方も多いのではないかと思うんです。菜の花は、見るだけでもきれいですし、その油を利用することも可能です。土屋に広がる一面の菜の花畑。それだけでも、十分に他市から人を呼び込む魅力的なスポットになると思います。
3/26 
博物館協議会傍聴
3/25 
事務所にて書類整理
毎週月曜日と木曜日の午後は、明石町にある事務所にいるようにしています。2時から5時くらいまではいるようにしているのですが、外出していることもありますので、メールか電話でご連絡の上、お越しいただければと思っております。
3/24 
取材をうける
竹橋にある毎日新聞で、大和市の市議会議員菅原なおとしさんと対談しました。菅原さんは、25歳で、上智大学の学生のときに立候補しています。昨日が卒業式だったんだとか。菅原さんもどこの政党にも所属せず、地盤、看板、基盤なしで活動しています。子育て環境の充実に力を入れたいと話していたのが印象的でした。彼のHPを見てみてください。エネルギッシュな人ですよ。今日の対談は、4月10日の毎日新聞の夕刊に掲載される予定です。
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3/23 
地域作業所ひのきの家、母子保健事業推進連絡会傍聴、市内の夜間保育所取材
午前中は、友人と市内東中原にある地域作業所「ひのきの家」に行ってきました。ひのきの家では、細かくした新聞紙を使って植木鉢を製作しています。これが自然な風合いで、おしゃれなんです。右の写真は、この植木鉢を製作しているところです。
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来月、友人が旧国道沿いに、輸入家具や雑貨を置く、「alberi」という店をオープンさせるのですが、この友人が、「ひのきの家」特製の植木鉢を見て、「これなら店で売れるかもな」と言い出しました。で、ならば、製作現場を見にいくか!とでかけてきたんです。
この植木鉢、新聞紙でできているのに、丈夫で、なかなかの優れものなんです。今日のところは、1度試しに使ってみてから、ということになって、帰ってきたのですが、こうやって少しづつ、地域作業所の製品の販路が広がっていくといいなと思っています。作業所も儲かって、それを置く店も利益を出す、こうやって販路が拡大していくといいなあと思っています。
3/22 
3月定例事務所会議(@江口事務所)
3/21 
3月議会予算審議のつづきを
3月議会予算審議のご報告の続きを書きます。
●<空き教室についての市の考え方>
平塚市の小学校ではこの10年間で、生徒数が3099人減少しています。単純に1クラス35人と計算しても、全市で、88教室が授業を行う場として使われなくなった計算になります。これだけ減っているんだから、教室があまっていると考えるのが自然だと思うのですが、どうやらそうでもないらしい。
空き教室のことは、議会でもよく出てくるのですが、そのたび市は、「空き教室はありません!」と答えています。今回の予算審議でも、わたしが、「子どもたちは地域の人とのふれあいが多いほど、日常生活への充足感が高いといわれています。
そのために学校教室を上手に使って地域に貸し出していくべきだと思いますが、市はどう考えているのですか?」と質問をしたのですが、それについて市は、こう答えていまます。
「教育の質的向上が求められているので、恒常的に使用される施設の開放はできない。それに、学校には個人情報が山積みなので難しい」と。
●<空き教室利用に国から人件費>
平成16年度から文部科学省は、新規に「子どもの居場所づくり新プラン」をスタートさせます。平塚市の小学校においても来年度から試行するとのことでした。(まだ、どこの学校で行うのか決まっていません)70億の予算が組まれているこの国の施策は、新たに「居場所」となる施設を建設するというものではなく、小学校の空き教室などの既存の公的施設を上手に活用し、その管理運営のための人件費を、1校あたり、146万円等を出すというものです。
放課後や週末に、学校施設を開放するというこの計画が軌道にのれば、既存施設の有効活用が本市においてもすすむんじゃないかと思っています。
●<学校のトイレ>
平塚市は、トイレの改修工事をしています。4小学校、1中学校で予定しています。1校につき約1000万円が計上されています。わたしは、単にトイレの改修工事をするだけでなくて、どういうトイレをするべきか、教育委員会主催の「トイレメンテナンス会議」のようなものがあってもいいと思っています。
駅ビルのラスかでは、3ヶ月に1回、「トイレメンテナンス会議」というのが開かれています。ラスカの社長を始めとして、重役の方々、トイレの設計者、それに現場の清掃のスタッフの方が一緒になって、トイレのメンテナンスに知恵を絞っています。「トイレはラスカの顔」という社長の言葉が印象的でした。
●<幼稚園 3歳児から補助金>
16年度から平塚市では、幼稚園に通う3歳児にも一律19200円の補助金を出すことに決まりました。これを順次4.5歳児並の補助金(38400円)まで引き上げていく方針だということでした。横浜や川崎などの政令指定都市を除く、県内の17市のなかでも、平塚市の補助金額は、高いほうです。
幼稚園の3歳児保育への期待が大きいのも事実だと思うのですが、わたしは、いまのような経済状況の下、多くの若い女性が求めているのは、”働きつづけることも可能にする環境づくり”なんじゃないかなと感じています。いつリストラされるかわからないような時代ですから、優先すべきは、”働くことも可能にする行政施策”なのではないでしょうか?
●<横浜ゴム記念館 行政と市民の役割分担>
市内で1番古い明治期の洋館、横浜ゴム記念館の解体・移築が決まったことは前にもお伝えしたと思います。移築先は、市役所の南側の八幡神社隣の公園内です。来年度は、この解体経費に約3000万円が計上されています。
わたしは、横浜ゴム記念館の移築後の管理運営方針について質問をしました。それについて、市は、「今後、市民委員の公募を予定している。行政と市民との役割分担などを部内でも検討しているが、解体の段階から市民の皆さんがどういう形で事業に参画してもらうかを共に考えていきたい。
今後、団体が育っていけば、NPO法人などに窓口業務などのすべてを任せていくことを考えている。また、市民の方に、今後の管理運営がどこまでできるのかという、見極めまで決めてもらいたいと考えている」と回答しています。