3月議会5日目(江口質問日)
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総務経済常任委員会傍聴
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3月議会5日目(江口質問日)
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ジョブコーチ養成セミナー(@桜木町)、3月議会の質問の準備
明日、私は本会議で質問します。で、さっきから原稿を読み上げる練習をしています。再質問(3回まで)も含めて、私の持ち時間は15分しかないので、伝えたい内容をいかに短い言葉にするか、ストップウオッチとにらめっこです。ここを削れば、30秒縮まるとか、このくらい早口にすれば、再質問に4分残せるとか、今晩はそんな「アホ」なことをしています。
議会の質問時間などはそれぞれの議会ごとに決めているので、全国一律ではありません。議員が自分たちでルールを決めて制限を設けているんです。1人の議員があんまりだらだらと発言するのは、どうかと思いますが、議会で発言するのは、議員の仕事のメインなんだから、平塚の議員全員の発言時間の総体を少しでも、大きく拡げることはできないものかと思う。ストップウオッチとにらめっこして、1分縮めるにはどうしたらいいかを考えるのは、つらいものがある。
明日、このきちょーな時間を使って言いたいと思っているのは、こんなことです。1つは、ハード面についてのまちづくり。平塚市は、工業専用地域にパチンコ店建設の例外許可を出しました。こうした問題が起きたことで、私たち市民は、既存の法制度では不足なんだということを思い知らされました。
だから、同じ問題を繰り返し起こさないように、この議会のなかで、ほかの議員からも「まちづくり条例をつくって、平塚にあったルールをつくらなきゃいけない」という発言が出ています。私も全く同感です。
でもさらにいうと、市民がまちづくりに積極的にかかわり、議論できるしくみが整っていれば、もう少し違う形になったんじゃないか、と私は思うんです。いま、どんな問題が起きているのか、その情報を市民がいち早くつかみ、広く議論できるような行政のあり方に変えていかないといけないと考えています。
都市計画とかって、ややこしくてなかなかとっつきにくいんですけど、私たち市民も力をつけて、まちづくりのハード面についても、どんどんと意見できるようにしていかないといけないんですよね。こんなことを発言します。
それと、もう1つは、地域作業所や授産施設について。地域作業所や授産施設というのは、国や県、市から補助金がおりるようになっているんですけど、そのお金は、施設や職員の給料を払って終わってしまいます。障碍のある人の給料まではまわっていかないんです。地域作業所や授産施設では、企業からの下請けの仕事や自主製品をつくっているんですが、月に5千~1万円くらいしか、障碍者の手には入らない。
これでは、とてもじゃないけど、自立なんかできないんです。親御さんが元気なうちはいいけど、障碍者が1人になったらどうするんだろう?もちろん、親御さんがいなくても路頭に迷うわないように、福祉施策や自治体の支援がありますが、国や自治体の予算から出るのは施設費、職員の人件費だけです。
働いている障碍者の給料はそこに含まれていない。障碍者も自分の給料は自分で稼がないといけないんです。横浜の授産施設「SELP杜」では、障害者年金とあわせて月に10万円を超えるよう、がんばっているそうです。そうすれば、グループホームなどで暮らしながら、親から直接の支援を受けずともなんとか暮らすことはできます。(障碍者年金は1級の人でも月にならすと、約8万円くらいです)
障碍のある人が自立した生活が送れるようにするにはどうすればいいのか、福祉の現場と行政とが一緒になって、考えていかないといけないんです。行政は最新の情報が入手しやすいわけだし、これからは、新しいアイデアをどんどん出して、現状を打開できるような具体的な取り組みを打ち出していってほしいと思っています。明日はこんな内容の発言をします。
3/6
予算審議の原稿作成、平塚第2合同庁舎工事現場の危険物に関する説明会
夜7時から江陽中学校で開かれた、旧軍の毒ガス問題の説明会に行ってきました。平塚美術館のすぐ東隣の場所には、地方合同庁舎を建てるはずでしたが、ここからたくさんの旧軍が捨てたガラス瓶が発見されています。その数、なんと、308本。このうち、野球のボール状の瓶22本のうち4本から青酸が検出されています。
この大量のガラス瓶の分析を、公的機関や民間研究機関などにあたっていたらしいんですけど、どこも受け入れてくれなかったそうです。そのため、発見されたこの場所で分析施設をつくり、ここで、アルカリ溶液を使って無害化していくということでした。
国土交通省と県と市が説明をしていたわけですが、全く緊張感や危機感が感じられないんです。説明会を聞きにきた市民の方が、「サリンやVXガスも出る可能性があるのではなか?」と発言をしていたのですが、それに対して、ずらりと並んだ国と県と市の職員が顔を見合わせて、シラっとした空気が流れる始末。真剣に答えようとしない。
説明会に来ていた市民の方からはこんな意見も出ていました。「国がしっかりと戦後処理をしてこなかったつけが、こういう形になっていま出てきている。安全だ、安全だとあなたたちは言うけど、この作業をする人にとってみれば命がけだ。」私も全くその通りだと思います。
今後この土地は、合同庁舎は建てずに、駐車場にするということでした。3月11日(木)の午後2時から分析施設見学会が開かれるということですから、ぜひ、みなさん来てください。
3/5
3月議会4日目
3月議会の4日目。今日の議会では「平塚ばらの丘ハイテクパーク構想」のことが出ていました。ハイテクパーク構想、どんなものかというと、土屋や吉沢のあたりに、アグリカルチャー(農業)、バイオテクノロジー(生命工学)、エレクトロニクス(電子工学)などの分野の研究開発拠点基地をつくろうというものです。
イメージできますか?最先端技術の研究をする未来都市、といったところでしょうか。この構想をもとに、神奈川大学や県の農業総合研究所などが土屋につくられました。またいま分譲が始まっている五領ヶ台高校のそばの「めぐみが丘」も実はこの構想の1つに入っているものなんです。ほかに9箇所の地域に「絵図」が描かれています。
市の組織のなかには、「ばらの丘ハイテクパーク構想」をすすめるべく、都市政策部のなかに、湘南丘陵担当というものもまだあります。この構想について、市長は今日の答弁のなかで、「見直しを余儀なくされている」と答えています。現実的には、「ハイテクパーク構想」は難しいわけで、それは誰の目にも明らかです。
今からあのエリアに「最先端未来都市」ができるとは誰も思っていない。構想を見直していかないと、土屋や吉沢地区が現実に直面している廃棄物などの問題も解決されていかないと私は思っています。この構想の下、神大や農業総合研究所は実際に造られたわけで、途中で構想を取り下げるというのは、大変なことです。だけど、このまま放っておいていいはずがない。大変な課題の1つです。
3/4
3月議会3日目
今日は、5人の議員の発言がありました。まちづくりの話しが何度か出ています。総合公園のすぐ北側にある大型パチンコ店進出予定地の問題で、いま、住民の方が行政訴訟を起こしていることもあって、まちの土地利用についての質問が多い。今後、同じような問題が起きないようにしていくにはどうすればいいのか、いろんな議員が少しづつ違う視点から質問してます。で、市の答弁の内容をまとめると、こういうことになります。
①パチンコ店やゲームセンターの出店などそれだけを取り上げて規制していく条例はつくらない。
②まちづくり条例の策定を来年度から立ち上げ、平成17年度にはつくりたい。このまちづくり条例のなかで土地利用方法のルールづくりをする。パチンコ店やゲームセンターの規制が盛り込まれるかどうかは、まだ決まっているわけじゃなくて、これから検討していく。
いま、平塚のまちの土地利用のルールは、県内のほかのまちに比べて、非常にゆるい。いわゆるまちづくりのハード面の規制があまり厳しくないので、トラブルが起きやすい状況にあります。たとえば、マンションなどを建てる場合、容積率がほかのまちよりも大幅に緩和されているので、大きなマンションが建ちやすいのです。こうした状況をそのままにするのではなくて、「早くルールをつくろう、のんびりしていられないんだよ」という趣旨の発言が多かった。私も全く同感です。
しかし、なんでなかなかその規制のためのルールができなかったのかというと、規制していくことは、逆にいうと、その土地の価値を下げることにつながるし、財産権の制約を伴うからです。いままでは土地所有者の権利が1番に優先されてきていますが、まちづくり条例をつくるということは、「みんな(公)」のために、その権利を少し譲るということになるんです。「官」ではなく、「公」に。
3/3
3月議会2日目
今日は3月議会の2日目でした。議会の傍聴に行ったことがある人って市内で何人くらいいるんでしょうかね。平日の真昼間に、お勤めの人が働いているその間に、開かれる議会。やつぱり夜間議会とか休日議会を開催するというのは必要だなと思う。みなさんはどう思いますか?ご意見をお寄せください。
1つの議会で 1日だけでも休日に開くことができないものだろうかと私は思っています。せっかく選挙を応援してくれた私の友人たちが1度も議会傍聴に来れないからなー。
私がほかの議員の発言を聞いていて、いいなと思うのは、その人が持つビジョンが見えてくるものです。「このまちのこの部分をこんなふうにしたい」と強く伝わってくると、どの会派にいる人でも、いいなと思う。ほかの議員を「いいな、その考え!」と思わせるような発言をすれば、恐らく執行部である市役所の人も同じように感じるに違いない。
そうなって初めて発言は価値を持つ。巨大な組織である行政を動かすんだと思う。簡単にはいかないけど、私の発言もそうありたいものだ、がんばろう!3月8日の午後1時すぎくらいから発言します。ぜひ傍聴に来てください。
それとお願いです。来週は予算審議をする委員会があります。16年度にどのようにお金が使われるのかを審議していく大切な委員会です。今週は夜にその発言の原稿を書いていくのですが、みなさんからの「こんなところをこうした方がいいぞ!こうやって税金を使うほうがいいぞ」という意見がありましたら、メールでお寄せください。
本当ならご意見を聞かせていただくために、私が外回りして歩かないといけなんですけど、すみません。まちの声を議会に届けよう。
3/2
予算について市役所の各課にヒアリング
昨日、3月議会の本会議での質問の原稿を市役所の担当課に提出しました。前もって議会で何を発言するのかを市の担当の方に伝えておきます。前もって内容を知らせておくなんて変だなと思う人もいると思います。私もなんだか腑に落ちないところもあるのですが、全く話しがかみ合わないよりかはいいのかもしれないと思って原稿の提出をしています。
再質問は市からの答えを聞いてから発言するので、あらかじめ原稿を作ったりはしないんですけどね。ほかのまちはどうしているんでしょう?全文提出がどこのまちでも慣習化しているんでしょうか?
総括質問の原稿を一応書き終わったので、簡単にその内容をお伝えします。1つはまちづくりについて、もう1つは、障碍のある人の働き方についてです。先日のこの日記にも書きましたが、障碍のある人の給料は驚くほど低い。月に5千円くらいの作業所があると書きましたが、5千円も出ないところもあるそうです。これでは障碍者年金がいくら出ているからといっても、自立した生活ができるはずがありません。なかにはこんなことを言う人もいるんです。
「障碍のある人の親はだいたいお金持ちだからさ、大丈夫なんだよね」と。おかしな話ですよね、こんなこと。人が1人働いて月に5千円だなんていうのは単純に考えておかしいですよ。それを当たり前のようにそのままにして、どうすれば少しでもよくなるのか考えていかないというのは、もっとおかしい。
2月27日の日記に「セルプ杜」(@横浜市栄区)のことを書きました。すみません訂正いたします。正しくは「SELP杜」です。それと、この日記を読んでくださった「SELP杜」の方からメールをいただきました。そのメールには、私が、日記のなかで「障害者」と表記していることについてこのように書いてありました。
「私たちは知的障害を知的障「碍」と表記しています。「害」の字は意味もそうですがイメージが悪すぎます。障害物競争と障害者をどのようにお考えですか?小学生のうちから運動会で障害物競走と障害者は同じように考えられてしまいます。その意味で社会から誤解を受けやすいので私たちは知的ハンディキャップとか障碍(しょうがい)と読み書きしています。
彼らにとって現実の社会を生きるときに知的障碍が1つの「壁」になることはあっても「害」になることは少ないと考えるからです」と。いままで私は、迷いながらも、「障害」と表記してきたのですが、今後は「障碍」と書くようにしたいと思います。
ここしばらく予算について、市の各担当の方に話しを聞きに行っているのですが、これが結構つらい。たとえばこんな感じ。「これこれは具体的になんですか?」と私が聞く。すると担当の人が、「なんでそんなことを聞くんですか?何に使うんですか?」と言う。そうすると私も、「えっ?なんで隠すの?」と思わず身を乗り出す。
当然、とても気まずい空気が流れる・・・。そうではなくざっくばらんな部署もあるんですけど。先日開かれた予算説明会でははっきり言ってほとんど分からないです。とにかく分からないところは聞いて回るしかないな。
3/1
3月議会本会議の質問についてヒアリング
2/29
平塚の自然を守る会第23回総会、3月議会本会議の質問原稿を書く