東大安冨歩教授 石田徹也作品を語る

今週末6月15日(日)まで平塚市美術館で開会中の石田徹也展。この展覧会は若い方の来場が多いそうです。たぶん共感するんだと思います。石田さんが描いた「リアル」に。

さて、ちょっと報告が遅くなりましたが、先日5月14日(水)に、石田徹也展ギャラリートークとカフェお話し会を、私が企画して開催しました。この企画は、美術館の担当学芸員の方に作品解説をしていただいた後に、駅近くのカフェに移り、東大の安冨歩教授を囲んでみなで語ろう、というものでした。当日は、千葉からもつくば市からも駆けつけてくださった方もあって、大いに盛り上がりました。


 

このお話し会で、安冨教授⬆は、「石田さんは、重要なメッセージを彼の人生をかけて伝えてくれていた。特に前期の作品は、石田さんのカメラにとったら世の中はそう見えた、そういう作品。世界をリアルに見てしまった人間はそのリアルに耐えれなくなって、しかも悪いことに抗精神薬の地獄にはまって死んでしまったと、そんなふうに私には見えた」と話されていました。石田さんが見た「リアル」。それはこの展覧会のポスターになったこの⬇作品が端的に表していると思います。(写真 平塚市美術館のサイトから引用)

私も、石田さんの見た「リアル」にとても共感します。「私たちはこういう世の中に生きているわ!だから大変なの!」と。けれど、こんな「リアル」、ちゃんと直視すると怖くてたまらない。見ないフリしていたい。でも石田さんは見ないフリせずに、勇猛果敢に向き合ってしかも描き続けたすごいタフガイだ。でもいくらタフガイでもものすごく大変だっただろうなぁ、、、。「リアル」を克明に描くために日々画布に向かう画家の生活って、どんなふうだったんだろう。まさに命がけの仕事だと感じました。会期終了まであと少し。ぜひご覧ください。

 

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