画家・江口ともこ展 本日4/17(日)から

本日17日(日)から始まりました。「画家・江口ともこ展」in平塚 、ぜひいらしてください。本日、江口は15時半まで在廊してます。

今回の個展に際して友人で画家の朝比奈賢さんがメッセージを寄せてくださいました。

「江口ともこさんの個展開催に寄せて」

江口ともこさんは、平塚市の議員をされていますが、私にとっていわゆる「議員さん」というイメージは無く、ひとりの生活者であり、表現者だと思っています。

市民のための仕事は、ありとあらゆることの多岐にわたり、多忙を極めますが、その中で毎日描き続けているといいます。画材はキッチンの引き出しに入れ、家事の合間に描くそうです。描くための時間をわざわざ確保しようとすると、描かなくなってしまうのだといいます。

なぜ、そうまでして描くのでしょうか。私には、江口さんが本来の自分自身に還るために、絵の中に居場所を作っているからだと思えます。他人に左右されることのない、自分だけの安心できる居場所。

私は心の中に、誰もがこのような居場所を作れていれば、自律した個人として、依存心は無くなり、良好な人間関係を他者と結べると思っています。もしそれができれば、戦争を含む、ほとんどの社会問題は解決できるのではないか、とも思えます。

江口さんの作品の背後には、生活の制約から削り出される背骨が通っているように見えます。無駄なものを省き、最短距離で自分の深部へ潜って、鮮度ある心の真実を収穫し、画面に定着させる。

私の理想とする表現は、生活の歓喜悲哀から滲み出てくるものであり、江口ともこさんのそれに重なります。  朝比奈 賢

またこの展覧会を紹介する動画を昨晩作りました。ご覧くださいませ。