浴衣で小田原 清閑亭


⬆小田原城の近くにある清閑亭にて 見晴らしがよく相模湾が一望できる

⬆建物入り口。手入れが行き届いている


清閑亭内にあるカフェであんみつとアイスコーヒーのセットをいただきました
 

お盆の15日は、小田原 清閑亭に行ってきました。小田原城のすぐ近くの坂を上がった先に清閑亭はあります。平成20年から小田原市の所有。今はその運営をNPO法人小田原まちづくり応援団が受託してやっています。風通しよくとても涼しい場所でした。浴衣で出かけました。友人の赤猫さんに着付けを教えていただき、お出かけを浴衣で、というわけで、着付け教室の後のお出かけ先に清閑亭を選んで、行ったんです。

静閑亭、おすすめです。まず入場料は無料。明治39年に建てられた伯爵の別邸とあってそのつくりは重厚でシャレています。数寄屋風の造りです。平屋と二階家が連なった建物ですが、そのどの部屋も風通しがよく明るいです。2階からは相模湾がよく見えました。良くできた建物です。

建物を見るだけでお得と思うのですが、中にはカフェがあって(カフェは11時から16時まで)、こちらもメニューも豊富でお得感があります。私はあんみつとアイスコーヒーのセットをいただきました。セットで650円です。美味しかったです。入館料は無料だし、リーズナブルでおしゃれなカフェは時が経つのを忘れるほど快適です。すっかりくつろげました。建物は広く公開し、みなで楽しむというスタンスでやっているんでしょうね。小田原市、粋です。

これをチャンスに浴衣を自分で着れるようになりたいです。浴衣の次は着物を自分で着れるようになりたい。私はもともと布が好きで、生地に興味があります。生地の面白味を味うのは着物が一番いいと思いつつ、なかなか身に付かないでいた着物ワールド。憧れは20世紀の巨匠バルテュスの妻•節子さんの着物姿です。なんと!浴衣の着付けをしてくださった友人の赤猫さんも節子さんのファンだとか。節子さんの着物が着物道のきっかけだそう。ひゃあ~、嬉しい。節子さんに魅せられた人に出会えて嬉しいし、その方に教えていただけるなんて。

この浴衣、もうすごく気に入ってしまって、破格で譲っていただきました。これを着てまたどこ行こう。穏やかな幸せがこの先も続きますように。終戦記念日の15日。末永い平和を祈らずにはおれません。