タダより怖いものはない 小児科医・衆議院議員阿部知子さんワクチン指南

9月24日に「小児科医 衆議院議員 阿部知子さんとちょこっとランチ会」を開催しました。阿部さんの話し、すごく具体的でよかったです。開業医としての(あべともこクリニック)、政治家としての、母親としての、様々な視点をクロスさせて語ってくれました。
 

私が、阿部知子さんと初めて会ったのは、2002年冬だったと思う。タウンニュースでまち記者&広告の営業マンとして働きはじめた私は、取材相手として知り合った矢口仁也さん(阿部知子衆議院議員の全国後援会長で、その後、私の後援会長もつとめてくださいました)にご紹介いただいたのがご縁でした。一緒に冬の鍋を平塚の知人宅のこたつで囲みました。ものすごくよく食べ呑む衆議院議員だと思ったのを覚えています。
 

で、9月24日開催の「阿部さんとちょこっとランチ会」での話しは、原発事故の放射能汚染のことから予防接種まで幅広くありました。集まった方からの質問を受ける形ですすみました。ここでは、予防接種についての阿部さんのお話をご紹介していきます。

●タダより怖いものはなし!ワクチンは打つ前に、ハテナを持て!

まず、ワクチンとは何か。阿部さん曰く、「ワクチンは免疫反応の一夜漬けです。本当に病気にかかったほうがバッチリ抗体が出来ます。でも本当にかかったらたいへんな病気予防のために打つもの」だそうです。続けて、「タダほど怖いものはないわ。お子さんに打つ前に、あら?とハテナを持つことが大事」とのこと。自身が小児科医開業医である阿部さんは、「ほとんどの小児科開業医の収益の半分以上がワクチン接種によるものになっている」とも話され、こうした現状から考えても、私たち一人ひとりが、すすめられるままにワクチンを打つのではなく、ひと呼吸おいて本当に必要なものかどうかを考える必要があるというのです。阿部さんの話しには、ワクチン接種に際してママが持つべき「ハテナポイント」が3つあったと思いました。
●ちょっと待て!ワクチンを考えるポイント
ポイント1 「ちょっとググってみようぜ!」そのワクチンは何のため?どんな病気のためのものなの?まずは自分でちょっと調べてみよう。
ポイント2 「過ぎたるは及ばざるがごとし!」本当に2度打ちが必要か。たとえば水疱瘡ワクチンは1回打つだけで良い。
ポイント3 「急がば回れ!」違う種類のワクチンをまとめて打つな。添加物・アジュバントの副反応につながる。

●小児科医阿部知子さん指南!ワクチン種類別のポイント
クリックすると資料のダウンロードできます

「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」のペーパー(←クリックしてもらうとダウンロードできます)に基づいて、ワクチン種類別に、それぞれがどんなものなのか解説してくれました。ここにメモ的に書いておきます。阿部さんよりももっとワクチンに否定的な医師の方もいます。また、ワクチンの副反応は個体差も大きいと聞きます。どうぞご参考までにご覧ください。

インフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンと肺炎球菌・・・この2種類をまとめて打たないほうがいい。ワクチンがつくようにするために使うアジュバントが副反応につながる 。複数を一緒に打つとアジュバント量が増えるのが良くない。しかし、混合ワクチンは、アジュバント量が増えないので、それでやってもいい。種類が違うワクチンは、1個1個別々にやるか、余裕がなければどちらかを選ぶ。

B型肝炎・・・肝炎は国民病。昔の予防接種で注射針の使い回しをしたので国民病になった。B型肝炎ワクチンは任意接種で無料ではないが、これはやった方がいい。B型肝炎ウイルスがあると、子どもが将来がんになった時に抗がん剤治療する際に困難になることも。

ロタウイルス・・・これはうちのクリニックでは希望がなければすすめない。まだ実績がない。

ポリオワクチン・・・私は、ポリオはワクチンしたほうがいいと考えている。

BCG・・・結核予防のためのもの。日本まだ結核という病気を克服していない。ご高齢の方のなかには身体のなかに静かに結核菌が残っている人が多い。高齢化すれば免疫力落ちるし、がん治療で抗がん剤使うと結核菌が表に出ることがある。そうなると病院内で感染が広がることもありうる。

水疱瘡・・・水疱瘡はワクチン打つと予防かもしくは軽くなるというのが実感だ。1歳を過ぎてから1回打つのがオススメ。国は2度打ちを推奨しているが、1回打つのは個人防衛のため。2回打つのは、個々人の予防という発想ではなく、面的に予防したい(集団予防)という発想に基づいている。2度打ちは個人の効果より体の負担が大きくなる。
おたふくかぜ・・・子どものうちにおたくふくかぜにかかるかワクチンを使うと良い。おたふくかぜで難聴になる子もいる。
日本脳炎・・・日本では九州以南のみに発生している。しかしリスクがないとは言えない。

イルフルエンザ・・・あんまりオススメしません。ただ希望者多い。うちのクリニックでは水銀が入ってないワクチンを使用している。
 

ヒトパピローマウイルス・・・これは、子宮頸がん予防ワクチンと呼称していた。名前からしてダメ。ワクチンで防げる癌なんかない。ワクチンでできるのは感染の軽症化だけ。ワクチンで慢性炎症が防げますか。防げません。慢性炎症の結果、癌になる可能性は高くなる。しかし癌など防げません。このワクチンは打つ意味がない。また副反応被害が深刻だ。藤沢でも鎌倉でも副反応の追跡調査している。ヒトパピローマウイルス予防ワクチンは、国別の審査を省略している。アメリカのデータだけを持ってきてやっている。たとえば、イレッサも、日本人ではたくさんの被害が出た。人種差は大きい。国別審査を外すなんてとんでもない。