乳がん手術から3年、「生きるモード転換」のススメ

治りにくい病気とともに生きる方におすすめ動画
ぜひこの動画をご覧ください。薬を使わない精神科医・宮島堅也先生講演会2013/9/3の講演です。宮島医師は、東京湯島にある「湯島清水坂クリニック」で診療をしている方です。この宮島医師の講演動画は、うつに悩む人だけでなく、ぜんそくやアトピー、がんや膠原病、など、病院の治療ではなかなか治りにくい病気とともに生きている人に、ぜひともおすすめしたい内容です。

●精神疾患もがんも膠原病なども根っこは一緒
がんは生活習慣病です。他ならぬ自分がつくります。生活習慣というのは、食事や睡眠時間といったものだけでなく、考え方やそれが引き起こす人間関係まるごと含めたぜんぶを指しています。この”生活習慣”ががんという病いを引き起こします。精神科医の宮島先生は、この動画のなかで、「精神疾患もがんも膠原病なども根っこは一緒だな」と言っています。私もまったくその通りだと感じます。

●大事なのは「生きるモード」を変えること

この動画のなかで、宮島医師は、「何も、修行して精神を強くしよう、とかいうことではなくて、逆に修行に近い環境のなかで自分を苦しめる考え方を緩めていきませんか。病気を食事で治すというのはちょっともったいない。今は、病気を治すのではなくて生き方を治していきませんか?と提案しています」と言っています。ここで言う「生き方を治す」という言葉は、突然仕事をやめて、離婚して別のパートナーを見つけるとか、そういうことじゃなくて、「生きるモード」を変えることなんだと、私は感じています。自分を支配する思い込みや考え方のクセを変えない限り、仮にいくら転職しても何人パートナーを変えても、生活の内実は変わりません。表面的にやること変えても中身が同じ、ということになってしまいます。大事なのは、「人生を支配する自分のモード」が何のか、それは何から起因しているのかを自分なりに考えて、出来る事から変えていくことだと思います。宮島医師の講演動画にはそのヒントがたくさんあります。
●がんに限らず、うつも病気はすべて絶好のチャンス
おかげさまで、この春で私は、乳がんが発覚し手術してから3年が経ちました。抗がん剤をやめて2年あまり。末期がんの手前までがんを育てた私ですが、「生き方モードの転換」をはかりつつ、今に至ります。宮島医師が指摘しているとおり、がんは心身の悲鳴を伝えてくれるメッセンジャーだと思います。「あんた、このままじゃヤバイよ」と教えてくれるんです。かなり衝撃的で強烈なメッセージ!です。ですが、このくらいのインパクトがないと、私の場合は、立ち止まって「生きるモード」をかえようなんて思わなかったし、だからまぁ、私のなった乳がんは手強いタイプだったんだろうなぁ、と今は思います。がんに限らず、うつも病気はすべて絶好のチャンスなんだと感じています。