市長が妻名義でツインシティ計画地の土地購入

『選挙前にツインシティ計画地の土地購入、市長が妻名義で/平塚 (神奈川新聞 2013年10月12日』の記事を記録しておきます。

●以下、記事のコピー

平塚市の落合克宏市長が市長選出馬を表明した2010年11月の約3カ月前に、妻名義で友人から同市大神の田畑約1千平方メートルを購入していたことが11日、分かった。当時は、選挙戦をめぐる動きが始まっている上、大神地区ではツインシティ計画で土地区画整理事業に向けた準備が本格化した時期に当たる。微妙な時期の不透明な不動産購入に、市民や市議からは「道義上、大きな問題がある」との声が上がっている。

 

 同日開かれたツインシティ大神地区の都市計画手続きの公聴会で、住民の公述人が指摘した。

 

 落合市長は10年当時は市議で、同年11月19日に、12年4月の市長選への出馬を表明した。当時2期目だった大蔵律子前市長は公約で任期を2期としており、10年は市長選に向けた動きが活発になっていた。

 

 また09年12月には、市と連携して「ツインシティ大神地区土地区画整理組合設立準備会」が発足し、10年は土地区画整理事業へ向けた作業が本格化。将来的に調整区域が市街化区域に変わることで、地価の大幅上昇が見込める段階だった。

 

 田畑は4筆で計984平方メートル。妻名義で10年8月に登記されている。落合市長は神奈川新聞社の取材に対し、「小中学校の同級生から買ってもらいたいと頼まれた。断れず借金して購入した。決して投機目的ではない。田畑では妻がサツマイモなどを育てている」と回答。購入価格は「相手の事情があり公表できない」とした。妻名義にしたのは財産管理のためという。

 

 大神地区では現在、市と準備会が進めようとしている土地区画整理組合設立について、推進派と慎重派の間で綱引きが続いている。妻は地権者として当事者になるが、落合市長は「主体的な意思表明はしない。地権者の大勢に従う」とした。

 

 これに対し市議からは「市議、市長選候補者として、利益を得られる当事者になることは絶対避けるべきだった。道義的に大きな問題だ」「公人としては、あってはならないこと」「結果的に市長の利益のために事業を推進しているとの疑問も出てしまい、市政への市民の信頼を傷つける行為だ」などの声が出ており、今後の市議会で問題になりそうだ。

 

 ◆「ツインシティ計画」

平塚市大神地区と相模川対岸の寒川町倉見地区を新橋「(仮称)ツインシティ橋」で結んで一体的なまちづくりを進め、倉見地区に新幹線新駅を誘致する計画で、県や市などが推進している。

 

●こわいのは恐ろしいのは

ツインシティ整備事業でこわいのは恐ろしいのは、なにがあってもどうであっても、「いいのいいの色々あるの、そんなものなの」こういうノリで、巨費の税を投じる開発事業が行なわれること。本当にめまいがする。