ツインシティ 大神地区の再開発事業

現在開会中の9月議会に、ツインシティ整備事業をすすめるための費用として、4000万円の補正予算が提案されています。
ツインシティ整備事業というのは、市内大神地区(129号線沿い 新幹線北側エリア)で計画をすすめている再開発事業のことです。今年6月の「広報ひらつか」で大きく取り上げていたのを覚えておられる方もいるのでは。「動き出す、平塚の北の玄関」という見出しだった。計画面積は68ヘクタール、東京ドーム14.5個分にもなる。現在は土地面積の7割程度が田畑。ここに道路を整備し、企業を誘致し、新たに宅地開発をし、相模川に橋をかけ、隣町の寒川町に新幹線新駅をつくろうという壮大で巨大な計画です。将来的には、3,300人の人がここに住み、約6,000人の人がここで働くようになると予定しています。
この巨大事業。市や県が担うのではなく、地元に住む住民の方たちが組合をつくり、事業をすすめていく、とされています。事業をすすめるための費用は、地権者から土地の一部を提供してもうらことによって生み出されるお金ですすめていく、とされていますが、多額の税も投入されます。今回議会に提案されている4,000万円の補助金は、この組合の準備会に平塚市からお金をだそうというものです。4,000万円は、壮大な事業のほんの走り出しのためのお金、という感じ。

↑広報ひらつか 6月号表紙

↑ 広報ひらつかから 灰色の線が129号線 
今議会でもこのツインシティ整備事業を取り上げ、市長にその考え方や4,000万円の補正予算に関し質問する議員の方が二人いました。その質疑のいくつかをここにメモ。
組合設立準備会に補助する4000万円で何をやるのか?
ーーー(ツインシティ内に進出したい)企業動向などを探るための費用になる。
総事業費はいくらになるのか?
ーーー(地権者らでつくる)組合が事業計画を作成していく段階で、総事業費があきらかになっていく。
総額もわからないで家を建てるのと同じだ。どの程度心を決めて取り組もうとしているのか?
ーーー真田・北金目特定土地区画整理事業とほぼ同じ規模の事業。真田・北金目の区画整理事業では、当初計画が277億円だった。(実際の事業費はその後膨らんで500億円以上)
事業をすすめるための助成金交付のめどは?
ーーー要綱のなかで限度額を定めている。
事業をすすめる上で収支計画はつくるのか?人口減などのリスク管理はどうするのか?
ーーー収支バランスのなかで保留地処分の大きさを決める。リスク管理していく。この点で市も助言していく。