市長 「自殺対策、具体的にすすめたい」 

昨日の本会議で、私は自殺対策について市長に問いました。何をか。「普及啓発だけでなく具体的な自殺対策をすすめていくべきではないか」と。これに対して落合市長は、「具体的対策もすすめていきたい」と答えていました。さらに私は、「具体的対策に、自殺未遂者対策や自死遺族支援も含めるのか?これらは、条例で規定されているものだが」と問いました。これに市長は、「具体的対策に含む。検討する」という趣旨の答弁でした。今回の議会で、具体的に対策をさらにすすめる必要がある、という認識が、市長と一致できてとてもよかったと思います。
「自殺は社会的課題だ」という認識のもとに、ひろく普及啓発をすすめることは重要だと思いますし、これまで平塚市は、やってきています。ですが、これだけでは限界がある。いままさに追い込まれている人に、いかにしてその危機の淵から離れてもらうか。危機の淵から1ミリでも離れられたら。その手伝いならば、できるはず、そういう社会じゃないといけないよな、と思います。
平塚市にある自殺対策の条例には、自殺未遂者の対策や家族を自殺でなくした方の支援をすすめることが、条項をたててかかれています。ですが、残念ながらすすんでいません。救急車で自殺未遂者が運ばれても怪我などの処置をするだけで特段のフォローはなし。「市民病院にケースワーカーはいるが、退院支援はできるがそれ以外は把握していない。市民病院に常勤の精神科医はいない」というのが、昨日の議会での市民病院の事務局長の発言でした。