被災地のガレキの中のアスベスト 

 5/3(火)
ゴールデンウィークが始まって、
東北被災地に多くのボランティアが駆け、
がれきの撤去作業にあたっていることが報じられています。
今日のテレビ報道では、がれきの中のアスベストが体内に
入らないよう、専用のマスクがボランティアに
配布されていることを伝えていました。
4月26日の衆議院予算委員会で社民党の阿部とも子議員が、
災害廃棄物の中にあるアスベストの問題を取り上げていた。
結露を防ぐために一般住宅でも使われている吹き付けアスベスト。
阿部議員は、「県庁に各県一名程度の専門家しか派遣されておらず、
がれきのなかのどれが吹き付けアスベストなのか、
見分けるための情報が市民にぜんぜん届いていない」
という具体的な指摘をしていた。
これに対し防災大臣も、
その重要性をよく承知している。
対応を急ぎたいという趣旨の答弁だった。
疲れた体でがれきの山の撤去作業にあたっている
現地市民の方やボランティアの方たちが、
アスベストで被災することがあってはならない。
一刻も早く情報を伝えてほしいと願っていましたが、
今日のアスベスト対策用マスク配布のテレビ報道を見て、
政治家の具体的で真剣な質疑は、
問題解決のエンジンになっているんだと感じました。