平塚市の自殺対策研修会 「自傷行為の理解と援助」

 8/10(月)
07:30~09:00  資料を読む
10:30~14:00  市民の方との話し合い
14:00~16:00  自殺対策研修会@勤労会館
20:00~22:00  江口事務所引っ越し準備など
大会議室満員の会場で
平塚市の勤労会館の3階大会議室は、
300席の椅子が入る大きな部屋ですが、
そこが満員でした。
自治会の民生委員などをつとめている方の
参加が多いように思いました。
平塚市のくらし安全課が主催したこの講演の内容は、
「自傷行為の理解と援助」でした。
講師は、国立精神・神経センター精神保健研究所
の松本俊彦氏です。
とてもわかりやすい内容でした。
●講演の内容から 「自傷行為とは何か」
講師の松本先生は、
まず、自傷行為とは何かについて語ってくれました。
松本先生は、
「【自傷行為は、心にふたをする行動】で、
リストカットする若い人たちは、
グツグツした感情を自傷行為で
ふたをしてしまっている。
耐えがたい心の痛みを、
体の痛みでふたをしてしまう」と
話しして、自傷行為が、どういうものなのか、
言葉を変えて、何度も説明してくれました。
また、こうも言っていました。
「自殺したり、人を殺したりすることを抑えるためにやっている
生きるための自傷行為が、死を引き寄せてしまう」と。

●「10代の若者の1割は自傷している」
松本先生の調査では、10代の若者の1割は、
リストカットしているという。
その数の多さは、たとえば、
リストカットする女の子を主人公にした漫画、
『ライフ』が950万部も売れていて、
この驚異的な数字を見ても、わかる、という。
リストカットしながらも生き抜く主人公に
共感する若者が多い、ということではないか、
と松本先生は話ししてました。
リストカットをする人の数の多さと
そのにっちもさっちもいかない感情の苦しみを
思うと、
リストカットしてはダメだなどと
目の前の苦しんでいる人に言うことが、
何にも役に立たないといことが、よくわかります。
役に立たないどころか、
害、でしかない。
だけど、実際に、
目の前の人に、その困難を打ち明けられたときに、
どうしているだろうか。
もっと言うと、
目の前の人にその困難な状況を見せられたときに、
「いったいなんだって、私にそんなこと言うんだ」
という気持ちが一瞬よぎるってしまうことがあるのではないか。
忙しいのにな、まいったな、とか、思うのだ。
そんなんだと、リストカットする人は、
なかなか打ち明けられないし、
支援を求めることができないわけだ。
松本先生は、
自傷を無視したりしないで、
大事なのは、チームを組んで複数で支援に
あたること、だと言っていました。
チームを組んで複数で支援にあたるところがあれば、
相談を受けた人は、そこに相談を
持ちかけることもできる。
そういう体制を、できるだけ早くつくりたいと思う。