教育民生常任委員会視察報告 仙台市へ視察に

7/27(月)
08:15~11:30  移動 仙台市へ
13:30~15:30  仙台市でヒアリング
15:30~19:00  移動 秋田市へ
秋田ビューホテル泊
● 教育民生常任委員会の視察 仙台市
仙台市に、救急車で搬送する間の時間を
短縮するための方策を視察に行きました。
議会の教育民生常任委員会のメンバーと一緒です。


● 病院の収容可否をリアルタイムでキャッチ

仙台市では、22隊の救急隊が活動していますが、
この22隊の救急隊のそれぞれにモバイル端末を配置しています。
救急隊は、このモバイル端末に、
病院の収容の可否や収容できなかった場合の理由などの
情報を入力していきます。
仙台市の救急本部は、
そのモバイル端末からの情報を一元管理しています。
そうすることで、無駄な病院への照会をなくして、
今、どの病院があとどのくらい患者を収容できるのかを
即座に把握することができるのです。
このシステムにかかる経費は、
プログラムそのものに1200万円、
パソコンの配備に500万円、
ネットワーク配備に300万円、
合計で2000万円。
また、このシステムのランニングコストに
年間600万円がかかる、そうです。
担当者の方の説明によると、
リアルタイムにベッドの空き状況について
情報発信するのは、現実的にはできないので、
それならば、市内中を走り回る救急車を活用して、
情報を集めたほうがいいだろう、というのが、
そもそもの考え方だ、といことでした。
確かにこのシステムがあれば、
たとえば、別々の救急車が同じ病院に
ベッドの空き状況を尋ねたりしなくなるだろうし、
仮に一足先の救急車が患者を運んだことで、
そのベッドが満床になった、などという場合も、
すぐに情報をキャッチできる。
仙台市のように、市域の面積が大きいところだと
よりこのシステムが有利に働くだろうと思いましたが、
平塚市においても、大いに参考になるなと感じました。
また、仙台市では、119番通報の電話を受けた場合に、
重症度や緊急度が高いと判断したときには、
救急車が患者に到着してからの判断を待つのではなく、
119番通報を受けた時点で、病院に受け入れ依頼を
する、という取り組みもしていました。