佐久総合病院の病院祭に行きました

5/19(火)
09:00~10:00  打ち合わせなど
10:00~12:00  臨時議会と議会運営委員会
13:00~17:00  ボランティアの方と事務処理@江口事務所
19:00~21:00  事務処理など
佐久総合病院の病院祭
5月16日(土)に、長野県のJA長野厚生連佐久総合病院
第63回病院祭に行ってきました。
まず、
佐久総合病院のサイトから病院祭についての説明を
抜粋させていただきます。
佐久病院の「病院祭」は、
昭和22年より、
24節季の一つ「小満」に開かれる佐久地方に伝わる
「お蚕の祭り」=「小満祭」(こまんさい)に合わせて行われ、
近年では2日間の開催中に1万人を越える観覧者を数えます。

驚いてしまいますでしょう?
この病院祭は、戦後すぐから毎年開催されていて、
病院のお祭りに、1万人!もの方が、
来るのです。
この話しを以前から聞いていて、
江口は、以前から佐久総合病院の病院祭に
行きたいと思っていました。
江口を含めて3人で、長野へ日帰りで行きました。
百聞は一見にしかず。
感動、感動の連続でした。
● 病院祭りは、感動の連続でした
病院祭に行って感動した!と聞いても、
すぐにピンとこないかもしれないですね。
何に感動したかって、
一つは、
病院が、地域の住民の人たちとがっちりとつながっている、
そのつながりの強さに。
もう一つは、
病院のスタッフが、地域医療を良くしよう!というミッションの
ために、がっちりとスクラムを組むそのエネルギーの強さに。

● 病院祭の様子を写真で紹介します

病院のメインエントランスでは、病院からのメッセージがまず
目に飛び込んできます。↓

佐久総合病院のあらましがこれ↓でわかります。

普段は、病院の会計窓口前の場所とその周辺にパネル展示があります。
これ、毎年、作り変えるそうです。



病院が市民の方向けに開いている「佐久地域保健福祉大学」で
健康や医療について学んだ市民の方たちが、
サークルをつくっていて、そのパネル展示もありました。
このサークルの一員の市民の方が、パネルの解説をしてくれました。↓

祭り期間中は、病院の1階ロビーで、さまざまな催しが開催されます。
なかでも、院長と各科専門医による「健康なんでも相談」は、
かなりの盛り上がりでした。
市民の方が「赤ちゃんポストの設置の必要性」について
質問を投げかけると、
それに対して、副院長がごく率直に、
「子どもを虐待するくらいなら、安全な場所に
子どもを【捨ててほしい】と思っているくらいだ。
小児医療の分野で子どもの虐待は深刻な問題だ。
こうしたことが起こらないように、精神的な
支援が必要な人を見つけてほしい。そのために、
地域と病院との密接なつながりが不可欠だ」と
お話なさっていました。
江口は、住民の方と医師のやりとりを拝見して、
その相互の信頼感の高さを感じました。
●住民の方との結びつき 署名の数に見る
病院の1階ロビーをうめつくすパネル展示のなかでも、
特にびっくりしたのは、
病院再構築計画署名報告です。
佐久市民の有権者の約60%にあたる
5万人が署名したそうです。
すごい!!この署名の数に、
地域住民の方と病院との結びつきの
いったんを見た思いがしました。
●数名の幹部職員以外は、みな労働組合に
さらに驚いたことに、この署名は、
病院職員が、佐久市内全戸を訪問して、
計画の内容を説明して署名してもらったというのです。
夜勤明けの看護師さんも医師も事務職員さんも
みんなで、佐久市内のすべての家を回った、
というのですから、驚いた!
佐久病院の労働組合の鷹野委員長が、
このときの署名活動の様子を、
時間をとってくださって説明をしてくださいました。
佐久総合病院の労働組合は、
院長はじめ数名の幹部職員以外の全職員が加入していて、
医師も含めて一致団結して活動しているということでした。
当然に、上記の署名活動の個別訪問も、
医師も含めたすべての医療スタッフが行ったというのです。
鷹野委員長、はじめ執行部の みなさんは、
「わたしたちには乗り越えるものがある。
病院を守りたい、地域を守りたいから、大変だとは言わない。
大変だけど、頑張りがいがある。だから離職率も低い」と、
初対面の わたしたちに熱く語ってくれました。
また、鷹野委員長は、
「組合があったから病院が続けられたんでしょうね。」とも。
とても、印象的でした。
決してゴージャスな建物の病院ではありませんでした。

川の向こうに見えるのが、病院です。
ゴージャスな建物ではないのですが、とても熱っぽいのです。
地域の住民の方とともに、住民の方に求められて
病院があるのですね。
平塚市の市民病院の今後を考えるときに、
とても大きな宿題とヒントをいただいたと思いました。