「終わりよければすべてよし」映画を見てきました

3/9(日)
10:00~    移動鎌倉へ
11:00~    「終わりよければすべてよし」途中から見る@鎌倉生涯学習センター
12:30~13:00  昼食
13:00~14:00  映画監督羽田澄子さんを交えた座談会を聞く
14:20~16:20  映画「終わりよければすべてよし」を最後まで見る
20:00~21:00  事務処理をする

鎌倉へ。駅前の生涯学習センターに行って
映画「終わりよければすべてよし」(羽田澄子演出)
を見てきました。
休日の鎌倉ってすごいですね。
なんという賑わいでしょう。
あんまり天気がよくて、鎌倉でハイキングでもしたい
そんな気分でしたが、
今日見た映画はよかったです。
この映画、在宅医療に関する記録映画です。
とてもよかった。
映画を見てはじめて知ったんですが、
日本人の約8割が病院(急性期病院がおもで)
で死んでいて、
残りが自宅で死んでいるそうです。
50年前は、8割が自宅で亡くなって
2割が病院だったのに、これが見事に逆転しているんですね。
人口の8割の人が病院で死ぬんだから、
当然に病院に大きな負担がかかるんですよね。
病院にかかるあまり大きな負担は、
急性期病院の深刻な医師不足になってあらわれています。
一方で、病院での看取りに家族も満足できない状況
があるわけですが、
映画では、そうした現状にあって、
在宅医療に取り組む東京の「ライフケアシステム」
や栃木県の「医療法人アスムス」の
活動が記録されています。
病気の家族を、自宅や慣れ親しんだ施設で
丁寧に面倒を見る人たちを、映画は
丹念に追っていて、私は感動しました。
日本の取り組み以外に、オーストラリアとスウェーデンの
在宅医療のための取り組みが映画のなかで出てきました。
医療と福祉(介護)との連携ができていて、
がんの人も家で療養して、大変なときはペインクリニックに
行ったりしながら最後を迎える仕組みができているのです。
医師や看護師の自宅への訪問が定期的にあるから、
困ったときには電話で相談したりして、
がんがん救急車を呼んだりしないのです。
死にまつまるすべてを病院に期待しないで、
おしゃれなインテリアのお家で、
在宅医療システムの恩恵をうけながら、
死に行く自分を、家族や医師や看護師と
一緒に管理していく様子が、
よくわかりました。
このまちの医療をどうするのか。
福祉をどうしていくのか。
そうしたことを皆で考えるために、
平塚でも映画上映会をしたいと思いました。