9月議会の江口の議会質問 多重債務問題専門の窓口を

9月14日(金)
04:30~07:50  9月議会の質問の準備
09:10~09:20  移動
09:30~09:50  議会質問の確認
10:00~12:00  9月議会総括質問
12:00~12:30  昼食
13:00~16:00  9月議会総括質問、議会活性化検討委員会傍聴する
16:00~16:30  平塚市開発審査課に話しを聞きにいく
16:40~17:10  平塚市建築指導課に話しを聞きにいく
17:40~18:50  まちづくり勉強会 学習会のための準備
19:00~21:10  まちづくり勉強会 「平塚市まちづくり条例素案」について
22:00~22:30  いただいたメールに返信を書く
今日は9月議会の江口の質問日でした。
質問はおもに3つ。
①多重債務問題専門の窓口をつくるべきと思うが、どう考えるか?
②相談業務には、非常勤職員や嘱託職員の待遇を見直しつつ、
 市民が使いやすい時間に窓口をオープンするべきだと思うが、
 どう考えるか?
③スクールカウンセラーも非常勤職員で週に一回しか学校に行かない
 わけだが、スクールカウンセラーを学校現場でどう生かしているのか?

多重債務問題専門の窓口設置を!
についての部長答弁は、
「他市の状況を研究してまいります」でした。
議会での平塚市での答弁を聞いて、
江口は、「役所は実態を知らない」
と改めて思いました。
議員は、日常の活動のなかで、
さまざまな相談をうけます。
実にさまざまです。
娘さんの障がいのこと。
無茶苦茶な障害者自律支援法のこと。
生活保護のこと。
生活力を超えて払い続ける生命保険のこと。
息子さんの引きこもりのこと。
在宅で介護しきれない家族の転院先のこと。
こうした相談の根っこには、
「貧困」の問題がある場合が多い。
一家の大黒柱が倒れれば、
あっというまに日々の生活に困る。
そうなると、家族だけで孤立しがちで、
どうしても情報が少なくなる。
助けを求めるチャンスが減る。
多重債務問題に長年取り組んできている
木村達也弁護士は、
「多重債務者は貧困者だ。
多重債務問題は貧困問題だ」と
指摘しています。
お金がないところに、
サラ金は、「金貸すよ」と誘う。
困っているから背に腹を変えられなくて
借りてしまう。
銀行は貸してくれないし。
議員の中には、
多重債務者(消費者金融で金を借りて、
返すことができなくなった人)から
相談を受けている方がかなりいらっしゃいます。
すごい数を、ものすごい忙しいなかで
対応してくれています。
だけど、議員に直接連絡がとれたり、
つながれて、議員に多重債務相談にのって
もらえる人ばかりじゃない。
利率0.1%とかの時代に、
29%の利子で金を借りて、
本当は、法的に解決できて、
払いすぎの場合だってあるのに、
どうすることもできずにいる人がどれだけ
いることか。
平成18年度平塚市でうけた
多重債務相談の数は、約500件。
いっぱんに、行政に相談に行くのは、
必要としている人の4~5%だといわれています。
100%は何人だ?
これだけの数の人が暗い気持ちで
このまちで日々暮らしていると思うと、
なんと非生産的なことだろうと思う。
国は、この4月に、
「多重債務問題改善プログラム」を
出しました。
これは、昨年の12月に貸金業法改正されたのを
うけて出された国の方針です。
国は、市町村に、多重債務問題の
窓口を設けるように求めています。
また国は、自殺対策大綱のなかで
自殺者を減らすために、
多重債務問題に自治体がとりくむことは
不可欠だ、と指摘しています。
いま、平塚では、多重債務相談を
消費生活センターや市民相談でやっていますが、
これでは不十分です。
結局、これらの窓口では、
相談者から生活の窮状を聞いて、
横浜や小田原にある司法書士会の
連絡先を教えているんですが、
相談者にはなかなか敷居が高い。
相談にいかない人が多い。
茅ヶ崎では、この11月から多重債務相談専門の
窓口を弁護士に入ってもらって開設するそうです。
ぜひ、茅ヶ崎市の状況を研究してもらって、
平塚で専門の相談窓口を開設してほしい。