『自殺を語ることのできる死へ ~自殺対策新時代 官民合同シンポジウム』

7/1(日)
09:00~10:00 自殺対策基本法について調べる
10:30~    移動 東京ビックサイトへ
12:30~17:30 『「自殺を語ることのできる死へ」
         ~自殺対策新時代官民合同シンポジウム』に参加
内閣府とNPO自殺対策支援センターライフリンクが
共同で開催した『「自殺を語ることのできる死へ」
~自殺対策新時代官民合同シンポジウム』の様子が、
7月19日夜20時からNHKにて放送されます。
ぜひご覧下さい。
シンポジウムは、東京ビックサイト国際会議場7階で
開かれました。

この国際会議場の7階は、1000人収容できるそうです。
「一日に、1000人の人が自殺あるいは自殺未遂を
しているのがこの国の現状です」と主催者である
NPO法人ライフリンクの清水さんの言葉が印象的でした。
いま、日本では、
一年間に3万人以上の人が自殺で亡くなっている
わけですが、この「年間3万人」という数字を
実感するのは、なかなか難しい。
10年間に30万人。
人口30万人の都市が、
たった10年で消滅してしまっいることになる。
三重県の県庁所在地の津市が、
ちょうど30万人都市。
三重県の県庁所在地津市を
例にとらないほうがいいかもしれないな。
平塚市は、26万人の都市。
平塚市民よりももっと多い人が、
10年で亡くなってしまう。
改めて、すごい数だと思う。
私は、自分の議会報告のニュースを
ポスティングして歩くけど、
平塚市って、結構広くて、
歩いても歩いても、家がある。
ニュースをもって、
平塚市内を一軒、一軒訪ね歩いたりするけど、
実にたくさんのドアの向こうに、
暮らしがあって、家族がいる。
こういう全部が、10年間で、
自殺によって消滅してしまう。
年間3万人の自殺者というのは、
そういう数だ。
自殺の問題は、
どうしても遠く感じる。
まさか、私は自殺しない、と思うからね。
遠く感じがちな自殺の問題と私の日常を
どううめていくか。
今日のシンポジウムでは、
最初に、お父さんを自殺で亡くした
大学生の桂城舞さんが、ご自分の
体験を話すことから始まりました。
桂城舞さんは、ステージにあがって
自己紹介してからから最後まで、
本当にずっと泣きどうしでした。
泣きながら話しをしていました。
1000人が収容できる大規模会場で、
桂城さんという個人が体験したつらく苦しいリアルな体験を、
聴衆の一人でしかない私は、
どう受け止めたらいいのかと、
聞きながら、戸惑うくらいでした。
NPO法人ライフリンクの清水さんが、
「遺族の方のお話を聞くことで、
遠くに感じてしまいがちな自殺の問題に
自分を近づけることができる」とおっしゃって
いました。
確かに、そうだと思う。
近づけて、
それで、自分は何をするか?
何ができるか、を考えないといけないんだと思う。
平成18年の平塚市の自殺者数は
40人です。
(一昨年の平成17年も40人。)
ちゃんと政策をたてて、
「平塚市では追いつめられて
自殺してしまう人を亡くします」
という行政の強い意思表示が、
まず必要だと思います。