委託料 これは高いのか?安いのか?

6/22(金)
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江口が委員をやっている
環境厚生常任委員会で審議した内容を書いていきます。
<平塚市リサイクルプラザ工場部門を、
包括的民間委託するための
アドバイザリー業務委託費 1000万円>

缶やビンやペットボトルやその他プラスチック
製容器包装のごみを集めて、
選別して、圧縮して梱包する
リサイクルプラザという施設が、
平塚市にはあります。

(写真 平塚市のHPより)
ここでは、
ごみの選別・圧縮・梱包する作業は、
民間企業が入ってやっていますが、
リサイクルプラザの運営そのものは、
市がやっています。
いま、平塚市は、リサイクルプラザの
工場部門の運営そのものを
民間企業にやってもらうように
しようとしています。
10年から15年くらいの間、継続的に、
同じ企業にリサイクルプラザの運営を
委託しようと考えてます。
そのために、シンクタンクと
よばれるような会社に、
民間委託するにあたっての実施方針を
つくってもらうために、
この6月議会で1千万円のお金が
予算化されました。
この1千万円を使って、
実施方針をまとめた冊子のような
ものがつくられます。
1千万円の内訳は、
ほとんどが人件費です。
この人件費単価が本当に高い。
一日あたり主任研究員にいくらかかるか、
一般の研究員にはいくらかかるか、
といったふうにして、
働く人のポジションに
応じて、単価が違うのですが、
びっくりするくらい高いんです。
江口は、環境厚生常任委員会の質疑のなかで、
「1千万円の委託料は、
人件費単価いくらで計算して出された数字なのか?」
と質問しました。
平塚市の委員会質疑には、
ルールがあって、同じ質問について3回までしか
議員が質問できないことになっているのですが、
マックスの3回までねばって質問しても、
人件費単価を答えてもらえなかった。
なかなか答えてもらえないので、江口は、
「答えられないほど高い人件費単価なのか?
思ってしまいます。
委託料が、高いものなのか、あるいは妥当なものか、
判断するのは、難しいだろうと思うけれど、
人件費単価がいくらで、その積み重ねで、
総額いくらなのかがわからないと、
予算審議をしても、判断のしようがないから、
こだわって質問をしているんです」と
発言したのですが、結局、人件費単価は
答えてもらえなかった。
シンクタンクのような会社に、行政が委託して、
資料や計画案を作ってもらうことはよくあります。
議員に配布される予算書や決算書には、
今回のリサイクルプラザの件のように、
こんなふうに書かれて、でてくるわけです。

≪4款衛生費 2項2目じんかい処理費
⑥リサイクルプラザ運営経費
アドバイザリー業務委託料 1000万円≫

これを見るだけでは、
なんのことかさっぱり
わからないですよね。
「包括的民間委託」って何だ・・・?
「アドバイザリー業務」って何だ・・・?
何に、1千万円もかかるんだ・・・?
1千万円かけると、何が出来てくるんだ・・・?
議員の一番、大事な仕事は、
市民の方からいただいた税金の
使い方が適正かどうか調査して、
審議することです。
予算審議は大事だけど、
決算審議(何にいくら使ったのか審議する)
するのはもっと大事。
これまで、江口は、
行政がシンクタンクに委託して
つくられた資料や計画案をきちんと読んで、
それがいくらかかっていて、
その資料作成のためにかかる
人件費単価がどのくらいなのか?
といったことを調べてきていない。
本当ならば、決算審議をするときに、
やらないといけないのに、やってない。
その内容がゴミ処理などの専門知識が
必要なものになると、
「どこか、専門的な
大きな会社がやるんだろうから、
それは高くて仕方ないんじゃないの」
といった感覚がどこかにあったのかもしれない。
単純に比べるものではないけれど、
福祉の分野なんて、
補助金削減を目的にした障害者自律支援法もとで、
「キュッキュ」と補助金削減をしていて、
一方で、ほとんど議員による審議が
ノータッチな分野が確かにある。
ある市の職員の方が、
「議員は、市民の信託をうけているんだから、
10円でも、1円でも、しっかり審議する
姿勢が必要だよ、それが議員の仕事だよ」
と言っていましたけど、
本当、そのとおりと思う。
がんばらないといかん。