馬入本町の高層マンション

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・10:00~12:00 マンション問題について馬入本町の住民の方と話し合い
●馬入本町の高層マンション●
馬入本町にも高さ40メートル近いマンション計画が立ち上がっています。事業主は日本綜合地所株式会社。建設予定地(馬入本町15-10)は、ホテルサンライフガーデンの国道をはさんだ南側です。南北に長い建物が建つ予定になっています。
住民の方によると、馬入本町は800年以上も続く寺町なんだそうです。お寺さんへの近隣住民の方からの信頼がとても厚くて、住民の方と話しをしているとそれがよくわかります。実際、マンション建設についての地元への説明会は、真福寺さんで開催し、ご住職も出席してくださっていました。
歴史ある寺を囲むようにして民家が立ちならぶ。静かなでみどり豊なまちなみ。寺町、って、こういう町のことを言うんですね。馬入本町のマンション反対運動は、このお寺さんや近隣住民の方が一緒になって、いま新しい展開を見せています。
●「最低の基準」の意味●
ほぼ一月半に一度、横浜と茅ヶ崎の市議会議員、市民の方と一緒に勉強会をしています。先週のこの勉強会で使ったテキストは、「まちづくりのための建築基準法 集団規定の運用と解釈」という新しい本でした。
マンション紛争などでいつも住民の方が闘うことになる建築基準法。業者はいつも「建築基準法でこう決まっているんです。」という、この法律。まったく住民の味方でなく業者よりのこの法律だと思います。
建築基準法には、「建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低基準」を定めて、「国民の生命、健康、及び財産の保護」を図ることを目的としている(1条)とあります。この本の著書の柳沢厚さんは、この「最低の基準」は、「これと異なる基準やより高い水準が求められることを確認的に示しているものと解される」と書いています。
そうですよ、建築基準法で定めているのはあくまで「最低の基準」なんですよね。これ以上のものを要求しているんですよね。この本、分厚くて読むのが大変ですが、この柳沢先生の講演会が、平塚市の主催で来週19日の土曜日午後2時から市民活動センターで行われます。柳沢先生は、いま平塚市がすすめている都市づくり条例検討協議会の委員をしています。平塚市の都市政策部建築指導課に電話で申し込みできます。
馬入本町