手の込んだアリバイづくり

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7:40~8:30駅西口でチラシ配り、10:00~10:45市役所へ話を聞きに行く、11:00~12:00明日から行く視察の準備・資料集めなど、14:00~15:30チラシを折る、16:00~16:30チラシを届ける、16:30~18:30チラシを届けて商店街を回る、21: 00~22:30チラシを届けて回る 、深夜1:00~3:30HPの更新など
●手の込んだアリバイづくり●
平塚に唯一残る明治期に建てられた洋館、横浜ゴム記念館(写真)の活用方法を考えるワークショップが6月から開かれている。市のよびかけで集まった公募市民が、月に2回、どうしたらリピーターの多いものになるのか話合ってきた。時間とエネルギーを注いで。参加した市民の方も担当職員の方も。
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ここに来て、この横浜ゴム記念館についていくつかのことを、市は決定してきています。今日、市役所へいって、話を聞いてきたことのなかから2つの「決定事項」をご報告します。
①洋館を八幡山公園のなかのどこに建てるのか具体的な位置。
②洋館とあわせて建てる附属棟の大きさ。

①について・・・。
洋館の活用方法の検討を考えるワークショップを所管しているのは社会教育課ですが、その建物をどこに建てるのかを決めているのはみどり公園課なんです。建物とそれが建つ地面とを別の課が、別べつに担当しているんです。おかしな話だと思いませんか?今日、「これはもうすでに決定したことなんです」と示されたゾーニング図は、6月にみどり公園課が案として出してきていたもので、なんとそれがそのまま決定事項になっているんです。
②について・・・。
ワークショップのメンバーから多くあがっていた活用方法の案は、「コーヒーなどを飲みながらゆったりとくつろげる場所がほしい」というものでした。さまざまな意見がありましたが、この要望が一番多かったように思います。
しかし、洋館の附属棟は(そうしたスペースを確保できない)100平方メートル程度に抑えることに、すでに(行政サイドは)決定したという。いままで長いことかけて議論してきた市民の要望はまったく反映されずに、また反映される余地も残さない形で、市民のまったく知らないところで、「決定事項」だけがつぎつぎに積みあがっていく。
こういうすすめ方は間違っていると思う。たとえ結果がどうあれ、最低限のルールというものがあるはずだ。何のために、ワークショップまで開いて、今日までの長い間、市民に洋館の活用方法を検討してもらっていたんだろう。これでは、ワークショップに参加した方が、「汗だけ流して何にも変わらないじゃないか」と思うに違いない。
行政が単にその計画に正当性を与えるための市民参加からまったく抜け出せていない。手のこんだ「市民参加のアリバイづくり」だといわざるを得ない。